学校日記

「無垢」な心に触れて 1年生 性教育学習

公開日
2014/03/12
更新日
2014/03/12

学校の様子

 昨日6限に、本校メモリアルホールにて1年生全員が標記学習をおこないました。
 以下はその報告です。

 3月11日6限目に、1年生の性教育学活の第3時が行われました。
 今回は、毎年ゲストティチャーとしてお越しいただいている高橋助産院(右京区)の高橋佐代子先生と、そこで出産経験がある方、現在妊娠中の方、ご夫妻などお子さん連れでたくさんの方がいらしてくださいました。
 始めは高橋先生から、パワーポイントを使って、助産師の仕事や助産院の様子、出産された直後のご家族の様子などお話をしていただきました。
 次に、6グループに分かれて、それぞれのゲストティチャーのお話を聞きました。子どもを授かった時の気持ちや、妊娠中の様子、出産の喜び、子育ての苦労や喜びなど、生の声を聞かせていただきました。出産直前のお腹を触らせてもらったり、赤ちゃんを抱かせてもらったり、お子さんが遊びまわる様子を見たり、普段ではなかなか体験することのできない時間でした。生徒たちの笑顔と笑い声と、赤ちゃんの泣き声とあたたかい空気に包まれた時間でした。
 最後に高橋先生から、「いくつになっても家族のスキンシップは大切である。」というお話がありました。
 ゲストのお話を聞かせていただいた時間は、丁度3年前に震災が起こった時間でした。
尊い命がたくさん奪われた時間に、命の誕生のお話を聞かせていただいたのは、何か意味があるような気がしました。
 自分がいろんな人に愛され、支えられて成長してきたことを知ることで、ここまで成長出来たことに感謝し、自分の命も周りの人の命も大切にしていってほしいと願っています。
【生徒の感想】
*お母さんの「子ども大好き」の気持ちがとてもよく伝わってほほえましかった半面、自分の反抗ぶりが頭に浮かんでいたたまれなかったです。母親が大変な思いで出産したのもわかったし、自分が中学生をやれているのをありがたく感じました。
*親の気持ちがわかりました。親ってこんなに子どものことを大事にしているんだと、ゲストティーチャーさんの話を聞いてわかりました。

 以下は私の感想です。

「幸福や不幸の大部分は自分自身にかかっており、まわりの環境にかかっているわけではない。」
 マーサ・ワシントン(元アメリカ大統領夫人)の言葉です。確かにそうだなぁ、と納得しつつも、昨日出会ったあどけない幼子達を見ていると、彼らの行く末に対する大人としての「責任」を感じざるを得ません。彼らが将来成人した際に、自らの幸福、さらに家族や隣人の幸せや社会的な充足感を得るために、今の私たちに何ができるのだろうか、と考えてしまします。

 個別のご家庭での価値観や経済的な条件など(まわりの環境)に因るものだけではなく、子ども達が自らの生き方をしっかりと定めるための支援(キャリア教育)には何が求められているのか、大切な問いだと思います。フランスの思想家、ジャン・ジャック・ルソーの箴言にその答えがあるのかもしれません。

「ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。」

 「真実」は一つかもしれませんが、「答え」はもしかするとその時の状況や背景によって無数にあるのかもしれません。子ども達が「自分の答え」を見いだすための「力」を育むことが、本校の大切なミッション(使命)だと考えております。