「学力」考
- 公開日
- 2013/12/19
- 更新日
- 2013/12/19
学校の様子
3者面談でも中心的な話題となる「学力」。一言で「学力」といっても、立場や視点によって様々なとらえ方があります。
学校教育においては、「学力」を3つの視点で捉えることが多いように思います。
まず「学んだ力」、知識の「総量」と言ってもよいでしょう。生活していく上での基礎・基盤となりますが、現代においては情報機器が大きな力を発揮するようになり、絶対視されるものではなくなってきました。
次に「学ぶ力」です。目の前の課題に対して、たとえ正解が見つからなくても(失敗したり間違えたりしても)そのことを糧にして、新たな課題に向かっていける力です。
最後に「学ぼうとする力」。これは「自ら学ぶ力」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。意欲・関心を源泉とする最も重要な力と言えます。いつの日か「学校」から巣立った後も、社会で独り立ちできる「生きる力」そのものです。
「学んだ力」は見えやすく、測りやすい。それに対して「学ぶ力」や「学ぼうとする力」は把握しにくいと言われます。しかし、それは「数値」だけで見取ろうとするからではないでしょうか。生徒諸君と生活を共にしていると、いろいろなことを感じます。テストで高得点を得た子どもがいつも目を輝かせているわけではなく、現時点で力を発揮し切れていない子どもがすばらしい夢を持っていないわけでもありません。
私たちは中高6年間を通して、生徒諸君の「学力」を少しでも豊かなものとできるよう、関わっていきたいと考えています。保護者の皆様、ともに手をたずさえていきましょう!
「苦しみやつらさこそが、生きている証ではないでしょうか。僕は、生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力だと考えます。」
(松井 秀喜 元プロ野球選手)