【日本学生科学賞 府審査において最優秀賞!】
- 公開日
- 2022/11/07
- 更新日
- 2022/11/07
学校の様子
本校2年生のSさんが夏休みに取り組んだ研究が、「日本学生科学賞」の京都府審査会で最優秀賞に選ばれました。この研究は1年生に引き続き行っているもので、受賞についても昨年度に続いて2度目の最優秀賞になります。
ここで、Sさんがどのような研究を行っているのかについての紹介をします。
Sさんに研究内容を次のようにまとめてもらいました。
「ヌマチチブとは川に住むハゼ科の魚です。ヌマチチブは頻繁に喧嘩を行う魚で、その習性を利用して私はヌマチチブの記憶、思考及び心の存在について3つの仮説を立て実験で検証しました。
仮説1・2では、ヌマチチブが同じ相手と対戦を繰り返す場合、負けたヌマチチブは次戦以降、威嚇行動をとらず戦いを回避する傾向があるのに対し、勝ったヌマチチブは次戦以降も威嚇行動をとり続けることが分かりました。この結果は、ヌマチチブが記憶と思考によってどう行動すべきかを合理的に判断していることを示唆しているように考えられます。この行為は本能ではなく知性ではないかと考えます。
次に、仮説3では心の存在の可能性を探る実験を行いました。ヌマチチブは自分より大きい個体に惨敗すると、過去に一度勝ったことのある自分より小さい相手にも威嚇行動をとらなくなりました。つまりヌマチチブは惨敗という非常事態を経験すると勝てるはずの相手との戦いすら回避するという不合理な行動をとるのです。この結果は、ヌマチチブに心があることの直接的な証拠ではないですが、恐怖や自信喪失といった人間の心に類似した心を魚類も持っている可能性を示唆しています。」
Sさんの研究はこれからも続いていきます。今後どのように発展させていくのか、大変楽しみです。また、この研究については、今後も「日本学生科学賞」の全国大会に選出され、引き続いて審査の対象となっています。