学校日記

『ユニバーサルデザイン講演会 〜1年生〜』

公開日
2017/07/05
更新日
2017/07/05

学校の様子

 本日6限、1年生の道徳授業として 京都嵯峨芸術大学から講師として、坂田先生をお招きし、ユニバーサルデザインについての講演をしていただきました。
 1年生では、秋に実施を予定している福祉体験に向けての学習を始めており、その一環としてユニバーサルデザインとは何かを考えています。今日の講演では、だれでも公平に利用できるものである自動ドア(センサー)や地下鉄の点字ブロック、使い方を選べるボールペンなどの文具類など具体的な写真をたくさん見せていただきながら、ユニバーサルデザインの7原則について詳しく説明していただきました。生徒たちは、時折、納得の声をあげながら熱心に聞いていました。すべての人にその物や空間の使用に対して、「平等なチャンスを提供する」ことを目指してユニバーサルデザインは作られています。たいへんわかりやすいご講演で、50分があっという間に過ぎ去ってしまいました。積極的に質問する生徒もいて有意義な時間を過ごすことができたと思います。

 「世の中にはいろんな人が一緒に暮らしています。いろんな能力の人がいます。いろんな年齢の人がいます。いろんな考えの人がいます。ユニバーサルデザイン(UD)とは、いろんな人が同じように暮らすことができるよう、みんなにやさしいデザインにしていこうという考え方です。
 世の中には、さまざまなUD商品が売られています。しかし、“平均値をとる” という考え方が多いようです。でもそれは、まちがいです。平均値をとってしまうと、そこからはずれてしまう少数者を生んでしまうことになってしまいます。
 私たちがよく使う “普通” という言葉は、“大多数”を意味することが多いです。しかし、“大多数”を“普通”とする考えは“少数派”を切り捨てることにつながりかねません。常に“自分とは違う人がいることを理解する”ということが大切です。
 自分にとって“あたりまえのこと”をあたりまえと思わないこと。見えてあたりまえ、聞こえてあたりまえ、歩けてあたりまえ、と考えるのではなく、たまたま見える、たまたま聞こえない、たまたま今日は歩ける、というように、すべてがたまたまである、という考えを持って世の中を見つめることが大切です。」  〜講演内容より〜

 このあと、生徒達は、それぞれ、アイデアをしぼり、自分なりに、“ユニバーサルデザイン”を考えてみる予定です。自分ならどんなものが作れるか考えながら、今日の講演を聞いてくれたものと思います。普通という平均値をとるのではなく、それぞれが自分らしく使えるような物を考えられるきっかけになったことと思います。どのようなものが発案されるか、楽しみです。
 お忙しい中、ご講演いただきました坂田先生、本当にありがとうございました。