学校日記

空の上の心温まる話(最終回)後編

公開日
2012/11/09
更新日
2012/11/09

学校の様子

他のお客さんが降りている間にギャレイの中を見せてもらいました。
 そこには、たくさんのコンテナや物入れがありました。カートの中にはポットもたさん入っていました。いろいろ見せてもらってワクワクしていると、
「さっきポケットの中で何を探していたの?」と聞いてくれました。私は、
「何でわかったんですか?」
とびっくりしました。でもチャンスだと思って、
「実はお姉さんに質問があるんですけど」
 と勇気を出して切り出しました。今度はきちんとメモを取り出すことができました。 お姉さんは、一つひとつやさしく全部答えてくれました。
 見渡すと、飛行機の中には私たち家族だけになっていました。
お姉さんは他のキャビンアテンダントさんたちを呼んでくれて、
「記念に一緒に写真を撮りましょう。いかがですか」
と進めてくれました。
そして、驚いたことに、その方はキャビンアテンダントさんの帽子を私の頭にかぶてくれたのです。本当にうれしかったです。 

 お姉さんありがとう。
 机の上にあの時の写真を飾って、毎日見ています。
 なんでポケットの中に何かあるってわかったのですか?
 そんなことが全部わかっちゃうお姉さんたちはやっぱりすごいですね。
 人の心がわかる人がキャビンアテンダントになれるんですね。
 私も周りの人の心が読めるように練習します。
 それからお姉さんの後輩になれるように勉強もがんばります。

 〜キャビンアテンダントより〜
 帽子をかぶった時の満面の笑みの女の子の顔は今でも覚えています。
飛行機に乗る前から準備して、搭乗してからも、いつ話かけようかと、ずーっと緊 していたのですね。
もっと早く気づいてあげることができたらよかった。
 ポケットの中を触りながら、何かモゾモゾしていたの、知っていましたよ。何か言 たいことがあるって、あなたの顔に書いてありましたから。
人の心に気づく大切さ、よく気づきましたね。
 あなたならきっと素敵なキャビンアテンダントになれますよ。
あなたが大人になって、「あの時の・・・」なんて声をかけられたら最高です。
 またお会いしましょう。



☆ 私達大人も、この子のように素晴らしい夢を持っていた時があったように思います。
  夢を叶えた人も、叶えられなかった人も、懐かしい昔がよみがえってくるようです。