学校日記

すてき!な中京中学校  〜 心温まるお話し 〜

公開日
2025/07/07
更新日
2025/07/07

学校の様子

「一通の封筒」が中京中学校長宛に届きました。

6月のテスト最終日、空は真っ青に晴れわたり、気温は30度を超えていました。 照りつける日差しに、アスファルトがじりじりと焼けるような、そんな暑すぎる午後のこと。
部活動が始まる時間になっても、陸上競技部の一人の生徒の姿が見えませんでした。 「来るって言ってたけどなあ…なんかあったんかなあ…」と心配しているうちに、部活動がそろそろ始まりに近づいてきました。 心配していると何人かからこんな声が…。

「〇〇くん、おじいさんのこと助けてたで」「道案内してたで」

しばらくして、汗びっしょりになり、息を切らしながら彼が走ってきました。 
「人助けしたみたいやなあ」と声をかけると、少し照れくさそうに、こう話してくれました。
「学校に向かっていたら、道で89歳のおじいさんに声をかけられて…。 落とし物を探しに警察署に行きたいって言うから、一緒に行ってあげたんです。」
そのおじいさんは、どうやら道に迷ってしまったようで、困った様子だったそうです。 暑さの中でも足を止め、自分の足で警察署まで案内してあげたそう。 案内している途中、何人かクラスメイトや知り合いに遭遇したとのこと。 恥ずかしくもなったそうですが、そう話して笑う姿に、胸が熱くなりました。

警察署に無事送り届けたあと、「部活に遅れちゃう!」と、そこから学校まで急いで戻ってきた道のりも、決して短くはなかったはず。 
でも、そんなことを一言も大げさに語ることなく、「遅れちゃいました〜」って笑っていました。
 
『人の優しさは、時には静かに、でも確かに誰かの心を動かします。そんな行動は、思いやりをもった行動の大切さ、そして一歩ふみだす勇気の大切さを教えてくれました。』

              〜 2−3学級通信より一部抜粋 〜

お手紙の、「親切のある人に出会い感謝感激しています。(略)この〇〇君のような人が多く育ち、良い大人に成長されることを願います。」の思いは、校長としてとても心に響きました。

学校教育目標である「豊かな心」が育てられていることと、地域の方々が生徒たちを常に見守っていただいていることに感謝申し上げます。