ちょっといい話 1
- 公開日
- 2012/05/11
- 更新日
- 2012/05/11
学校の様子
なぜかここへ来ると優しくなれるのですね。
不思議なところです。
誰にでも親切にできそうな気がします。
「一枚のシート」
カウントダウンの日のことです。パレードを待っているとき、学生っぽい女の子二人がそわそわしているのに気づきました。悪天候で地面がぬれているにもかかわらず、レジャーシートを持っていない様子です。小雨が降る中、しゃがんだ状態のままあと1時間は待たなければいけません。
寒さを予想していた私たちは、シートを数枚持ってきていました。だから重ねて使っていたうちの1枚を引き抜き、彼女たちによかったらどうぞと声をかけたのです。すると彼女たちの表情がぱあっと明るくなって「ありがとうございます!」「よかった!助かりました!」と何度も何度も感謝されました。なんでもないことなのに、私の方が温かい気持ちになれたような気がします。
数時間後、パレードが終わって、彼女たちから丁寧にたたまれたシートを受け取ったとき、一緒になにか別なものが差し出されました。
「あの・・・何も持っていなくて。買ったものしかないんですけど、どうしてもお礼をしたいので、どうか受け取ってください」
それはプーさんの携帯ストラップでした。きっと自分へのおみやげだったんでしょう。 そんなつもりはなかったのでお気持ちだけと遠慮したのですが、「すごく助かったんです。本当にうれしかったんです」と笑顔で言われて、思わず受け取ってしまいました。
素敵な思い出だったので、その携帯ストラップはまだ使わずにとってあります。ときどきながめて、そのときのことを思い出し、心を温かくしています。そしてそれ以来、パークへ行くときは必ず1枚余分にシートを持って行くようになりました。
たった1枚のシートのおかげで、いろんな人たちとの良い出会いがあります。とても素直に「ありがとうございます」「どういたしまして」という気持ちのいい言葉が交わされる幸せを感じています。