”ノロウイルス”による感染性胃腸炎に注意!
- 公開日
- 2012/12/05
- 更新日
- 2012/12/05
学校からのお知らせ
今年はノロウィルスによる感染性胃腸炎が大流行する兆しを見せています。この機会にノロウィルスや感染性胃腸炎について,正しく理解しておきましょう。
◆ノロウィルスについて◆
ノロウイルスは,とても強い感染力を持ち,冬場の食中毒の原因となるほか,保育所,幼稚園,高齢者施設等の施設内で,ヒトからヒトへ感染し,しばしば集団発生を引き起こします。
また,ノロウイルスは様々な環境で生き延びる能力を持っています。感染者からおう吐や便として体外に出てから,床やカーペットの上だけでなく,乾燥して舞い上がった空気中でも,かなりの時間,感染力を持ち続けます。感染してから症状がでるまでの期間は,1〜2日ほどです。
主な症状は,吐き気,おう吐,下痢,腹痛で,発熱は軽度です。通常はこれらの症状が1〜2日続き,回復します。年齢を問わず感染し,感染しても発症しない場合や軽い風邪のような場合もありますが,子どもやお年寄りなどでは重症化することがあります。また,特効薬やワクチンがないため,予防に努めることが重要です。
◆流行時期◆
患者発生のピークは,例年,12月中となることが多く,この時期の感染性胃腸炎,特に集団発生事例の多くはノロウイルスが原因です。
◆感染経路◆
ほとんどが経口感染(口から体内に入り感染)で,次の3つの経路があると考えられています。
1:ウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を,生あるいは十分
に加熱しないで食べた場合
2:汚染された食品や感染者から,直接,または調理台や調理器具
などを介して,他の食品にウイルスがうつり,その食品を食べ
た場合
3:感染者を看病するなどして,患者のおう吐物,便などから,
直接ヒト‐ヒト間で感染する場合
◆予防方法◆
1.手洗いの徹底
食事や調理の前,トイレの後などには,必ず手を洗いましょう。
2.食品などの加熱殺菌
特に,子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は,加熱が必要な
食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。
(中心温度85度で1分間以上が目安)
また,調理器具などは使用後に洗浄,消毒殺菌しましょう。
◆かかってしまったら◆
1.水分補給で脱水症状を防ぐ
下痢による脱水症状を起こすことがあります。水分補給を
する際は,こまめに少量ずつ行いましょう。一度にたくさ
ん飲むと,おう吐してしまうことがあります。ぐったりし
たり,唇が乾燥するなどしたら,急いで医療機関で診察を
受けましょう。
2.周りの人にうつさない
自分のおう吐物・便が感染源であることを意識し,症状が
ひどいときは外出を控えましょう。手洗いを徹底し,調理
や配膳等,他人が口にする食品に触れないようにしましょう。
3.感染者のおう吐物・便を適切に処理する
感染者のおう吐物・便には大量のウイルスが含まれています。
きれいに拭き取ったつもりでも,残っていたウイルスが乾燥
して空気中に舞い上がり,感染源になることがあります。
なお感染性胃腸炎については、本日発行の「保健だより 臨時号」に掲載されていますので、ご一読ください。
◎「保健だより 臨時号」へのリンク
http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/files/200608/doc/34617/723223.pdf