〜高砂や〜能楽体験・鑑賞教室を実施しました!
- 公開日
- 2012/10/17
- 更新日
- 2012/10/17
学校の様子
昨日16日(火)の午後、「河村能舞台」で能楽体験・鑑賞教室を実施しました。この取り組みは、伝統文化で地域に縁のある能楽についての理解を深め、体験を通して将来への文化の継承と地域理解に努めようと、昨年度から実施しています。河村能舞台は室町小学校のすぐ南にあり、学校から徒歩3分で到着します。2・3年生は昨年に続いて2回目ですが、1年生にとっては初めての体験でした。
最初に能舞台を管理運営していただいている河村純子さんより、能楽に関する解説がありました。能楽はアドリブや笑いがなく、厳かで凛とした空気の中で演じられるものです。能舞台の意味や構造、描かれている絵について、また800年以上も守り続けられている文化の重みなど、とても心に沁みとおりました。生徒たちも、普段は正座をして背すじを伸ばす機会は少ないとは思いますが、講師の方のお話に緊張して聞き入っていました。
次は謡の練習です。今回は結婚式でよく謡われる「高砂」です。先生の指示に従い、正座を吸い、背筋を伸ばし、お腹の底から一節一節を絞り出すように声を出していました。
高砂や この浦舟に帆をあげて・・・
やはり難しかったですね。でも何度も練習するうちに何とか様になってきたのでは・・・!
いよいよ0体験の始まりです。能楽で使われる小鼓、大鼓、太鼓を練習します。足袋をはいて緊張して舞台に上がりましたが、なかなかいい音色が出ていたように思います。そして次は所作の体験です。能楽では扇子以外のものを使いませんが、それを使って様々なな型を演じます。基本動作から、笑う、なく、お酒を注ぐなど、一つ一つ真似をして演じました。うまくできましたか?
最後に能楽の観賞です。先ほど謡を練習した「高砂」を鑑賞しました。最初の出だしに、全員で高砂を声高らかに謡いました。もちろん、本職の方の足元にも及びませんが・・・。何の予備知識もなく鑑賞するのではなく、解説をしていただいた後ですので、ほとんどの人は興味を持って鑑賞していました。
学校のすぐ近くに、こんな素晴らしい能舞台があることを今まで知らなかった人が多かったのではと思います。今回のような体験が出来たことは、地域文化を知る上でとても役立ったことと思います。京都には様々な文化・芸術の伝統がありますが、それに触れる機会は逆に少ないようです。今回の能楽体験には、地方からの修学旅行生が多く参加しているとのこと。京都に住みながらとても残念なことです。これを機会に、自分たちの住むこの地域、そして京都の伝統・文化・芸術・建築物・祭礼・行事など、素晴らしい”財産”をを見つめなおしてみたいですね。