学校日記

「未来づくり教育フォーラムin京都」に参加しました!

公開日
2012/08/08
更新日
2012/08/08

PTAより

 8月6日(月)国立京都国際会館等に於いて「平成24年度 子どもを共に育む 未来づくり教育フォーラムin京都」(第14回地域教育フォーラム・イン京都、第16回人づくりフォーラム)が行われました。このフォーラムは、「社会総がかりで進める人づくり」という理念の下、「地域の子どもは地域で育む」という京都の先人の志を受け継ぎ、一人一人が子どもを育む当事者として高め合い、実践の輪を広げる場として創設されました。一昨年度より「地域教育フォーラム・イン京都」と子どもたちのために大人として何ができるかを考える「人づくりフォーラム」を共同開催し、教育の今日的課題について様々な視点から考え、今後の行動につなげていきたいということで開催されています。
 午前中の全体会は、宕陰小学校・中学校の太鼓部による和太鼓演奏に始まり、主催者挨拶、来賓祝辞に続き、人づくり21世紀委員会幹事長から「子どもを共に育む京都市民憲章」の推進に向けての取組報告がありました。その後、作家・国文学者の林 望氏による特別講演「子育て,わたしの考え方」が行われました。
 参加されたPTAの方より、講演の要約をいただきましたので、紹介させていただきます。
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「子育て、わたしの考え方」

 まず冒頭、先生は自分のカバンの話をされました。昨年の震災を教訓に、自分がいる関東でいつ、何が起こるかわからないことで、非常時に備えた物を持ち歩くため、いま背負えるリュック型のカバンに、水など常時持ち歩いていると見せられた。また喫煙禁止の”うちわ”も出され、学校教育者たる大人が、タバコを吸う事にすごく違和感を持ち、このような講演には、必ずみんなに発言し、禁煙を勧めていると言われました。

 子どもを育てると言うのは、ほんの一部分に過ぎなくて、子どもを育てながら、自分が育っていき、育てさせてくれて、ありがとうと言う気持ちをもって、子育てをしている。
子どもはどのように生まれ、育ち、どう育つかわからない、不思議である。そこで、楽しみを持って子どもの成長を見てきた。例えば、自分が植えた茄子が美味しく育つのも、楽しみだが、それ以上に我が子の成長は楽しみであると。

 自分が育った環境は、たくさんの本がいつも身近にあり、読みたいと思ったとき、すぐ読めた事が良かったと。子どもに本を読め、読めと言ってもなかなか読まないのではなく、親が読んでいる姿を見せる事が大事。冒頭に話したタバコの件も、親がタバコを吸って、お酒をのんで酔っ払う姿をいつも見ていたら、そんな大人になりたいとは、誰もが思わない。でも、見本が親だから、連鎖で子どもも同じように繰り返す。無言の教育が出来る事が望ましいと。

 昔からいじめ問題はたくさんある。そして、自分も経験があり、した方もされた方も両方ある。しかし、されて嫌な事は、家に帰るとリセットされた。家では、癒され、優しい親が手作りのアップルパイなどを作って、嫌な事を忘れさせてくれ、明日また学校へ行くことができた。

 自分の父親の方針はぶれなかったそうです。子どもが親と同じ事をしてはならない。子どもは親を越えなさい。と言う二つだけを言われたようです。自分で決めて進んでいく道を決める。自分で決めた道は、一生懸命やり、そしてやり遂げなさいと。本人がやりたい事をやらせるのが一番。

 家族とは共同参画した人びとが一緒に暮らす事で、独立した個人が共同生活している。
子どもの独立を手助けし、支援し、食育し身をもって知らせる。もともと子どもは、産まれながらに独立した行動をしてきている。だから親ばなれ、子離れ出来ないことはない。
首がすわり、ハイハイ、つかまり立ち、歩く。自動的にされている。言葉も自動的に話すようになる。いま、泥んこなどはさせたくない親がいるようであるが、泥んこ遊びは、水の流れ方、泥が乾燥したらどうなるなど、体中で学習しているのである。教科書の勉強をするように言うのは良くない。面白く遊び、それが学習に繋がる。七的好奇心を持ち、子どもの考える力が備わる。でも、何をさせてもいいわけではない。きちんと親が子どもを見守る姿勢は、なくてはならない。交通事故やけが、他人に怪我を負わせるなど、親がそばにいても、おしゃべりに夢中になっていてはダメ!きちんと見守り育てるのが大切だ。
自分だけがいい親がいっぱいで、給食費を払わない親も増えている。自分も人の子も健康で育つようにしなければならない。

 子どもには、意見表明の場を持たせ、自分の考えをきちんと話、親は聞かなければ、一方的に叱責すると子どもは素直に育たない。子どもが後ろめたい気持ちで、話するとき、意見を聞き、アドバイスし恥を知らせるのも大事。自分も昔、漢字テストの答案を誤魔化した事があったが、未だにその時のことが恥ずかしい。

 相手を尊敬し、礼儀正しい人になるよう育てる。暴力はいらない、きちんと観察し、独立させ恥を知らせる。子育てはそんな事をやっていくのが望ましいと。