【3年生】人権学習
- 公開日
- 2026/07/17
- 更新日
- 2026/07/17
学校の様子
今週3年生は「同和問題(就職差別)」をテーマに人権学習を2日間にわたって行いました。1日目は、就職試験を模して、入社面接を行いました。自分の個人情報や経歴を示す「履歴書」を書き、面接官、志願者に分かれて本格的に実施しました。履歴書を書いたり、面接をしたりすることは、受験生である3年生にとっては良い練習にもなるので、高校受験のことも想定しながら進めました。
2日目には1日目に書いた履歴書の内容や、生徒同士でつけ合った面接の評価を見て、担任の先生から合格者が発表されました。実は合格者を選ぶ選考基準はもともと決めてあったのです。合格を決めた選考基準、「血液型はA型であること」「京都市の出身であること」などの条件が発表されると、クラスからは「えー!」という驚きや不満の声があがりました。一生懸命履歴書に書いた「志望理由」や「自己アピール」の内容は選考の基準には関係なかったのです。その人のそのものの人格や能力を見るのではなく、その人には変えることのできない理由で判断される、それはあってはならないことです。しかし、昔は「社用紙」と呼ばれるものが使われ、社用紙には、自分の出生地、自分が尊敬している人物や、信じている宗教、保護者の務めている会社や収入などを書かなければならなかったそうです。
この「社用紙」を見て、「これはおかしい!」と思うところはどこかをみんなで考えました。一時間目には何も疑わずに書いていた履歴書も、「おかしいぞ?」と一度疑ってみることで、本当にその人の能力を測るために必要な情報かどうかが精査されていきました。みなさんもこれから、高校受験、大学受験、入社面接などを経て、社会に出ていくことになります。自分の人権を守るためにも、他人の人権を守るためにも、「これはおかしい!」と気づける人権感覚をしっかり養っておきたいですね。