若草学級1組 4年生との若草タイム その3
- 公開日
- 2015/12/17
- 更新日
- 2015/12/17
学校の様子
今回の若草タイムでは「かぜのでんわ」というお話を音読しました。
「かぜのでんわ」は東日本大震災を題材にした絵本です。
震災の後,岩手県大槌町の佐々木格さんという方が,ご自宅の庭に「風の電話ボックス」という電話線のつながっていない電話を置かれたそうです。もう今は亡き,会えなくなった人へひとりっきりになって電話をかけるように相手に思いを伝える空間として設定されました。電話機の横にはこう書かれているそうです。
「風の電話は心で話します。静かに耳を澄ましてください。風の音が または波の音が あるいは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの思いを 伝えてください。」
「かぜのでんわ」のお話はこの実在の電話のことが元になっています。
くまのおじいさんが置いた電話線の繋がっていない電話ボックスに,大切な人を亡くした動物さんたちが思いを伝えにやってきます。兄を亡くしたたぬきのぼうや。子どもを亡くしたうさぎのお母さん。妻を亡くしたきつねのお父さん。みんな,「会いたいよ。」「今まで本当にありがとう。」などの思いを伝えにやってきます。
ある日,繋がっていないはずの電話が鳴り,くまのおじいさんが受話器を取ると,今まで降っていた雪がぴたりとやみ,数え切れないほどの星がきらきらと輝き始めました。まるで「電話,ありがとう!」と言っているみたいに。おじいさんはそれを見て,「届いたんだ!みんなの想いが届いたんだ!」と思った,というお話です。
みんなでこのお話を通して東日本大震災で大切な人を亡くされた方々の気持ちに寄り添いました。
4年生の子どもたちと若草学級1組の子どもたちとで,おじいさんが受話器を取ったときの星空の色を塗りました。