学校日記

校長室から 夏休み号

公開日
2015/07/31
更新日
2015/07/31

校長室から

校長室より・・・・・夏休みだからこそできること

 いよいよ夏休みが始まります。7月25日(土)〜8月24日(月)まで,ちょうど1ヶ月です。この時間を,どのように過ごすのか・・・。それは一人一人にゆだねられています。
 
 ある算数の問題から「夏休みだからこそできること」を考えてみたいと思います。
「よし子さんは1000円もっておつかいに行きました。お店で1個100円のリンゴ4つと1個50円のみかんを5つ買いました。よし子さんはおつりをいくらもらったでしょう。」

 さて,答えは,・・・1000−(100×4+50×5)=350 答え 350円
となるはずです。
 算数科では上のように正解を得ることができます。しかし,抽象的な数字の1000ではなくて,具体的な1000円というお金を頭に浮かべて考えると,果たしてどうでしょうか。 
 1000円札だったのか,500円玉1枚と100円玉5枚をもってよし子さんは買い物をしたのか。それとも10円玉が混ざっていたのか。よし子さんがもっていた1000円が,100円玉ばかりであったとしたならば,きっとレジで700円出したはずです。そうするとおつりは,50円です。また,10円玉ももっていたとしたら・・・。その時に出す金額も変わってきます。問題には1000円札をもって買い物に行ったとは書いていないので,具体的に考えるといろいろな回答が想像されます。
(これは私の考えた問題で,実際には,このような不手際のある問題は少ないでしょう。)
 このように具体的にレジに立ったよし子さんを想像して,1000円のお金をいろんな形で考えてみると,いろんな1000円の在り方がわかります。
 ここで言いたかったのは,物事の見つめ方や捉え方,考え方や想像の仕方は,いろいろとあるということです。
 普段の学習はとても大切ですが,夏休みだからこそ自分の頭でしっかり考えて,具体的に体を動かして得られる体験をたくさんしてほしいものです。肌で感じ,自分が「なぜ?」と疑問に感じたとことを深く考えて探究してみることは,とても意味のあることだと思います。
 自由研究の宿題も,インターネットで調べていくとたくさんの知識を一時に得られますが,実際自分が体験して,足で稼いで調べるとすごく時間はかかります。けれど,その分「わかった!」と思える「驚き」や「発見」もきっと違ってくると思います・・。
例えば,頭上を通り過ぎる「雲」を眺めて原っぱに一人で寝そべってみる。そこで20分もじっと見ていると,本当に「雲」が動いていく様子や変化していく様子が感じられて結構楽しいものです。そのようにゆったりとした時間も,この機会を除くとなかなかもてません。
 是非,自分の足で歩いて,自分の体で感じる体験を子どもたちと共にしていただけたらと願っております。お忙しいご家庭が多いと思いますが,夏休みだからこそできる体験をして,子どもたちが成長してくれることを願っております。一人一人にゆだねられた夏休みを,是非有意義な1ヶ月にしていってください。