5月の朝会
- 公開日
- 2018/05/08
- 更新日
- 2018/05/08
校長室から
ちょうどゴールデンウィークのはざ間の5月1日。5月3日の憲法記念日にちなんで,朝会で日本国憲法のお話をしました。
わたしたちが住む日本は,日本国憲法の三つの基本原理,つまり,基本的人権の尊重・国民主権(民主主義)・平和主義で成り立っています。子どもたちにそれを意識させるために,今回は17歳の若さでノーベル平和賞を受賞した,『マララ・ユスフザイさん』のことを取り上げました。
パキスタンで生まれたマララさんは,武装勢力によって抑圧された女性の権利を取り戻そうとする運動を進めたがゆえに命を狙われ,15歳の若さで頭と首を銃撃され,一時は命も危ぶまれる状況に陥いりました。しかしその後,奇跡的に回復して命を取り留め,容赦のない暴力の脅威にひるむことなく人間の権利を守ろうとした勇敢な行動が認められ,史上最年少記録となる17歳でのノーベル平和賞の受賞となりました。
子どもたちにとって,女性が教育を受けることが許されないこと,あるいは,小さな子どもでさえ銃で命を狙われるようなことは,なかなか事実として受け入れることは難しいでしょう。また,武装勢力による抑圧なども,今の生活からは全く無縁の世界であるはずです。これこそ,日本という国に,日本国憲法の理念が浸透しているからに他なりません。
しかし,この平和で安全といわれる日本でさえも,個々の人権や自由が完全に保障されているかというとそうではないケースも見受けられることも事実です。わたしたちは,この日本国憲法の理念のもと,数々の恩恵を受けています。それゆえ,その日本国憲法の理念の完全な実現のために,努力していく義務があります。そのスタートはまずは学校から,ということで,学級での話し合いにつなげました。ご家庭でも機会があれば話題にしていただければ幸いです。