学校日記

9496日

公開日
2021/01/15
更新日
2021/01/15

教頭の徒然なるままに

 「9496日」

 1995年1月17日,阪神・淡路大震災が発生

 あの日から…

 大都市直下型地震がもたらしたものは,住まいや仕事,暮らしの土台をも破壊。そして,関連死を含めると6434人もの命を失うことになりました。
 災害はいつ,どこで,どのように起こるのか,誰にも分かりません。だからこその備えが,心構えが,命の分岐となります。そんなこと,分かっているけれど,大事だと,悲しい出来事だと分かっているけれど,人は「過去のもの」として日々の暮らしの中で記憶の片隅へと追いやってしまいます。
 しかしながら,1年に一度,時計の針はその時を指します。その瞬間,その日,今一度記憶から呼び起こす作業をしなければと,毎年思う次第です。
 目の前の子どもたちは,この出来事を知りません。知らないけれど,訓練を通して何かを学び取ってくれるものと信じ,私たちは指導を重ねていきます。先日も,休み時間に訓練を行いました。そういったことが花開くのは,もっともっと先になるのかもしれません。しかし,命を与えられ,「生きる」,「生かされている」のです。現代を生きる私たちは,過去から学び,過去を過去としない生き方をしなければと思うのです。
 それは,東日本大震災においても,コロナにおいても,捉え方は同じではないかと思うのです。亡くなるということは,どのような形であれ,避けては通れません。ましてや過去や事実を消し去ることはできません。だからこそ,「今日」という日を,懸命に生きたい。懸命に生きるべきだとも思います。「今日という日が,誰かが生きようと願った,明日という日なのだ」という思いを胸に…。

 17日は日曜日です。是非身近な大人が,「命」について語る時間を持つことができればと思います。