学校日記

校長室から

公開日
2012/05/01
更新日
2012/05/01

学校の様子

松陽の空を泳ぐ鯉のぼりを見て 
〜成長を願う2つのもの〜
       校長 牧野雅彦

「あっ!鯉のぼりや!」
「ほんまや!鯉のぼりや!」

正門の横断歩道を渡りきり,ふと振り返った3年生の子ども達が叫びました。ガレージのポールには,昨年度創立40周年記念で新調した鯉のぼりが元気に大空を泳いでいます。
25日水曜日,青天の中90名の1年生が鯉のぼりを揚げました。入学して約2週間。松陽小学校で出会った友達との初めての共同作業です。1年生担任のO先生は,「鯉のぼりはみんなを守ってくれます。」と話していました。

江戸時代に武家の世界で始まった鯉のぼり。本来は真鯉(黒い鯉)のみで,明治時代から真鯉と緋鯉(ひごい)の対で揚げるようになり,昭和時代から家族を表すものとして子鯉(青い鯉)を添えたものが主流となったそうです。
わが子の成長を願う親の心が生んだ「鯉のぼり」。5月には,大きな願いで生まれたものがもう一つあります。それは,「日本国憲法」です。
1947年5月3日に日本国憲法が施行されたのを記念して,1948年に「5月3日を国の成長を期する日」と法律で定められました。それが,「憲法記念日」です。
国を治める主権は,国民にあるという「国民主権」。
人間が生まれながらにして持っている,人間らしく生きる権利を永久に保障する「基本的人権の尊重」。
世界の平和を永久に守るため,外国との争いが起きても戦争をしないで平和的に解決するという「平和主義」。

子どもの成長を願う「鯉のぼり」と国の成長を願う「日本国憲法」。大きく深い願いが込められたものが2つある。それが5月なのです。