トワイライト時の西の空
- 公開日
- 2015/03/23
- 更新日
- 2015/03/23
三小の自然
3月23日午前中に雪が舞い,今日は曇りかと思いきや午後から天気が回復し,黄昏時にはすっかり澄み切った空となりました。
西の空,大杉付近を見上げると月と金星が並んでいましたので,思わずシャッターを切りました。月齢が3日ですので,正真正銘の三日月です。
また,右下に明るく輝いているのは金星です。宵の明星(ヴィーナス)として8月初めごろまで西の空で輝きます。日没時の高度が6月10日ごろに40度と一番高くなります。7月10日に最も明るく輝き−4.5等級にまでなります。この明るい時期の月のない夜に本が読めるでしょうか。明りのなかった昔の人は,この金星の明るさを頼りに物を見ていたようです。果たして読めるか一度お試しあれ。
ここから先は,興味のある方のみお読みください。ただし,分からんで終わると思います。
昨年も金星と月をいくつか載せましたが,もし比べられるのであれば,見比べてください。昨年は大杉を挟んで左手に,今回は右手にとその違いがお分かり頂けると思います。若干昨年と撮った位置が違いますので,昨年の位置で撮ると大杉の真後ろとなるでしょう。この違いはどうして起こるのかと言いますと,3月とその正反対の9月というところに起因します。太陽系の惑星は黄道と呼ばれる天球上の太陽の通り道と同じようなところを通ります。地球の自転により天球上に描かれる赤道(北緯0度)が天の赤道です。この二つの道が一致せずにずれているからなのです。夕暮れ時の西の空で考えると,3月では黄道が天の赤道の右に,9月では,黄道が天の赤道の左に位置しているのです。(参考に天の赤道は年中同じ位置で常に真東と真西を通っています。)そのために,黄道付近にある惑星も同じように見えるのです。しかし,天文学に興味のない方には何のこと?分かりませんとなるでしょうね。まあ,それでいいんですよ。東の空を向けばまたまたややこしくなりますので。