学校日記

大発生〜カメムシ〜

公開日
2014/10/22
更新日
2014/10/22

三小の自然

 上の写真をよくご覧ください。10月21日(火)昼の様子です。窓ガラスに何やら黒い点が多数あるのがお分かりいただけると思います。窓ガラスや窓枠などを含めて詳細に数えると,何と20にも達します。この黒い点は何か!下の写真をご覧になればすぐに分かります。
 「カメムシじゃないか。」その通りで,クサギカメムシと言います。カメムシはくさいにおいを発するために嫌われ者の一つとなっています。この日,エサを求めて移動途中に飛来したのでしょうか。越冬場所を探すために来たのでしょうか。とにかく,教室棟北側の窓ガラスやトイレに,そして本館東側の窓ガラスなどに総数二百匹は下らない数がへばり付いているのです。さすがに見慣れた子どもたちも近づきたくなかったようです。
 ここから先は興味のある方がお読みください。
 今年は全国いくつかの地域でカメムシの大発生の声が上がっています。当たり年なのか,食樹に不足しているのか,とにかく果樹や稲などに被害を及ぼすので大発生は農家にとっては大打撃になる可能性があるそうです。カメムシの仲間は,セミと遠い親戚で針のような口を持っています。樹液,果実や野菜などの汁を吸い取って栄養にしています。ですから先ほど言いましたように,カメムシ被害に合うと変色したり変形したりして商品にならないのです。
 このクサギカメムシは,ごく普通にみられる大型種で,全国どこにでもいると言ってよいでしょう。カメムシを有名にしているにおいですが,相手から攻撃されたときに発するもので,相手に対して威嚇となると同時に仲間に対しては警戒情報となります。昔の人はよく瓶に詰めてわざと悪臭を放たたせて蓋をしておられます。どうも自らのにおいで死ぬということらしいのです。
 基本的対策は,家の中に侵入させないということで,開け放たずに締め切るということになるのですが,ここで注意点がいくつかあります。カメムシがついているかもしれないので洗濯物は一つ一つ払って取り入れる,カメムシの体は平べったいのでちょっとした溝の隙間に入り込むために窓等の開閉時に注意するということです。
 カメムシの面白い特徴は,死んだふりをするということです。テントウムシなど同じような行動をするものがそれなりにいます。壁などについているカメムシを触ろうものなら,ポトリと下に落ちます。その後どうするかを見ているとこれまた感心します。腹を上に死んだふりとなりますが,意外と短時間で上手にひっくり返ります。ついつい何回か遊んでしまいました。この間でも悪臭は放ちません。攻撃をしていないからです。
 ですから,壁の下に手を持って行き,上から掌に落として握らずに外に放り出しても,悪臭を放ちませんよ。何回も経験済みですからお試しあれ。う〜ん,誰もしませんでしょうね。