学校日記

きれいな花です(スイレン)

公開日
2014/06/19
更新日
2014/06/18

三小の自然

 6月も中旬に入ると,本校の(池の環境のある)ビオトープにあるスイレンが咲いていることに気づいてきます(一応,5月から10月にかけて咲くとされています)。本校のスイレンは,見ての通り,きれいなピンクの花弁と黄色の雄しべというとても鮮やかな色の組み合わせをしています。下の写真を見ていただいてお分かり頂けるかなと思うのですが,葉がボロボロですよね。細かくちぎれて水面に浮いているように感じられるものも見えるかと思います。また,葉柄(茎のように見える上に伸びている棒状のもの)のみでその先にあるはずの葉がないものもいくつか見られます。
 これらは,13日(金)の大粒の雹(ひょう)の影響です。3cm級の雹が10分も降ればとんでもない被害が出るということです。今咲いている花は,この雹嵐の後でつぼみができたものですからきれいなのです。来月になれば,新しい葉も出てくるでしょうからもっときれいに見られるようになるだろうなと期待しています。
 ここから先は,教養です。私たちは簡単にスイレン(睡蓮)と言いますが,実は,スイレンという固有種の植物はありません。スイレン科スイレン属の仲間の総称なのです。日本の固有種としては,ヒツジグサがそれにあたります。温帯性や熱帯性のスイレンの仲間の交配で多くのきれいな園芸種が出回っています。ところでスイレンを有名にした画家と言えば,誰でしょう。フランスの画家クロード・モネですね。40代で睡蓮に興味を持ち,60代から86歳の生涯を終えるまでは,ほとんど睡蓮のみの作品を手掛けるほどの熱の入れようでした。
 ところで,ハスはスイレンとどこか似ているとお思いの方がおられませんか。昔は,形態からハスもスイレン科ハス属とされていたのですが,今は,別物として扱われハス科ハス属と独立しています。スズカケノキやヤマモガシの方が近いと言われています。まったく似ているところがないのですけどね…,分子系統学で分類していくとそうなる…。うん?分子系統学?何それ?と思われるでしょうね。簡単に言えば,遺伝子検査です。遺伝子配列を調べてどれとどれが兄弟で,どれとどれが親戚で,と分けていくということです。