学校日記

秋は夕暮れ

公開日
2011/11/17
更新日
2011/11/17

UTANO prismatic art

「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。」

(現代語訳)
 「秋は夕暮れ(がよい)。夕日がさして山の端にとても近くなっている頃に、烏がねぐらへ行こうと、三羽四羽、二羽三羽などと飛び急ぐのさえ、しみじみとした情緒がある。まして雁などが連なって、とても小さく見えるのは実に趣がある。日が入りきって、風の音、虫の音などが聞こえるのは、やはり何ともいえないものだ。」

 有名な「春はあけぼの・・・」で始まる「清少納言枕草子」の第一段の中の秋の部分の抜粋です。

 宇多野の秋は,春とは違い中間色の落ち着いた彩りを楽しませてくれます。本当に美しいと思います。

 ここ数日の間にすっかり秋も深まり,朝晩は冬の訪れを感じさせる冷え込みになってきました。

 そんな中,いよいよ来週末は研究発表会です。
 本校教職員が協力し合い,少しでも子ども達の学びの中の歓声と真剣なまなざしを見るために計画した授業が展開されます。

 研究発表会の終了予定は17時。天気がよければ,参観して頂いた他校の先生方が本校を出るとき,目の前には情緒豊かな美しい秋の夕暮れが広がっていると思います。

 ぜひ,お越し下さい。

 さて,先の「清少納言枕草子」ですが,第二十八段「憎きもの」の中に次のようなものもあります。

 「また、物語するに、さしいでしてわれひとりさいまくる者。」

 (現代語訳)
 「また、話をするときに、でしゃばって自分ばかり先走る者(は憎らしい。)」

 こんな先生の印象にならないよう,子ども達が躍動する授業をお見せしたいと思っています。

 どうぞよろしくお願いします。遠方からご参加いただく先生方,お気を付けてお越し下さい。