2期を終了しました
- 公開日
- 2015/12/26
- 更新日
- 2015/12/28
校長室から
今年の2期終業式は、アリーナの天井改修工事に伴い、放送室からの
テレビ放送による式になりました。
子どもたちは各教室で校長のお話しや、生徒会からのアピール、そ
して冬休みについての諸注意を受け、今年一年を締めくくりました。
校長からはつぎのような内容をお話しいたしました。
●この4月にお話しした「思考⇒判断⇒行動」を意識して、皆さんは
それぞれに取り組めたでしょうか。
●挨拶をしっかりとすることやトイレのスリッパを揃えることで、気持
ちの良い学校生活が送れたでしょうか。
●1年を振り返り、来年にはまた新たな目標を定めて、みんなで頑張り
ましょう。
●今の社会は「善」か「悪」か、「白」か「黒」か、というように、も
のの見方が2者択一的に、寛容さがなくなっていると感じています。
●問題の解決は、決して2者択一の判断だけでできるのではありません。
●古典落語には名奉行大岡越前の三者一両損という人気の演目がありま
す。
●昔から庶民が愛してきた演目です。
●三両を落とした大工の熊五郎。その三両を拾った左官の金太郎。どちら
も三両を受け取ろうとしません。
●見るに見かねた町の衆がお奉行所に仲裁を申し出ます。
●そこで大岡越前は身銭の一両を足して四両とし、それを二両ずつに分け
て双方に納めるように言います。
●落とさなければ三両あったものが二両になった熊五郎は一両の損。
●もらっておけば三両あったものが二両しかもらえず金太郎も一両の損。
●そして越前は身銭を切って一両の損。
●三者が一両ずつ損をすることで収めようというわけです。
●裁判として見れば、このような裁きは不当であっても、それぞれが人間
関係を大切にしようとして、いわゆる身銭を切っての裁きに、大衆は
共感したのです。
●よくよく考えてみれば、熊五郎も金太郎も、どちらが悪いという尺度で
は計られていません。
●このような少し寛容な考え方が大切ではないでしょうか。
●奉行 大岡越前がしたことは正しく「自己犠牲」に立ったものであるの
です。
●皆さんのまわりには、自己犠牲の上に立って皆さんを育て見守ってい
ただいているたくさんの方々がおられます。
●お家のお父さんやお母さん。兄弟や友達。近所のおじさんやおばさん。
学校の先生。等々。
●このような方々に感謝の気持ちを持って一年を閉じたいと思います。
●この冬休み、くれぐれも安全や健康に気をつけて過ごしてください。
各教室での子どもたちの様子は、とても立派であったと各担任から
聞いています。
ご家庭におかれましても、一年を終えるに当たり、振り返りをして頂
ければ幸いです。