学校日記

校長室から(学校だより11月号より)

公開日
2024/11/08
更新日
2024/11/08

校長室から

 季節は秋といえどもまるで夏かと思わせる気候が続いた10月、その10月も終わり、年の暮れも目前に迫る11月がやってきました。体調管理がとても難しく感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 10月16日に東山開睛館第14回体育大会を行いました。前日より雨が予想される中での実施となりましたが、結果的に雨はほとんど降らず、逆に曇り空のおかげで熱中症の心配をすることもなく、ベストコンディションで実施することができました。閉会式の際には虹も出て、まるで大空も東山開睛館の体育大会を応援していてくれたかのようでありました。大変お忙しい中体育大会にお越しいただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。
 開会式では「全力で取り組みましょう。」という話を子どもたちにいたしました。その言葉の通り、子どもたちは全力で取り組む姿をあらゆる場面で見せてくれました。1年生から9年生までが一斉に集まって行うという本校特有の良さも相まって、私にとってとても心に残る体育大会となりました。
 さて、「全力」という言葉を自分自身に置き換えて考えてみると、小学生の時こそあまり周りを気にせずに全力で取り組みましたが、中学生、高校生と進むにつれだんだんと全力に取り組む姿を“あえて見せない”ようにしてきたのではないかと思います。そんな私にとって、8年生の「京炎そでふれ」はかなり衝撃的なものでした。いわゆる中学生の思春期真っただ中の時期、皆が一生懸命がむしゃらに演技をしている姿は驚きでもありました。私たちの長い人生、全力で取り組まなければならない場面が必ず何度か訪れます。しかしながら全力で取り組んだ経験が少ない子は、そのような「ここぞ」という時に力を出し切れずに終わってしまうのではないかと思うことがあります。「全力で頑張ることは決して恥ずかしいことではなく、とても価値あることなんだ」というメッセージを周りが伝え続け、頑張り切る機会を思春期の時期に与え続けることは、とても重要な周りの大人の役割であると思うのです。私見を交えていわせていただくと、今の時代は必要以上に怪我や様々なトラブルを避けるがゆえに、また子どもを過度に大切にするがゆえに、できる力を持っているのに途中で止めさせたり、必要以上に周りが手を貸したり、全力で取り組む機会を奪ってしまうことがあるようにも感じます。子どもたちがいつか遭遇するであろう、「全力で頑張らなければならない場面」で最大の力を出し、たくましく生き抜いていくためには、やはり全力で取り組む経験が必要なのではないでしょうか。
 東山開睛館では個々の子どもの状況を理解しつつも、子どもたちが全力で取り組むことを大切にして取組を進めていきます。子どもの成長にはすべての大人が力を合わせて子どもに関わることが欠かせません。保護者の皆様におかれましては、これからも本校教育にご理解とご支援をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
                      校長 野村 昌孝