脳の働きは,メディアの刺激を受けるか?
- 公開日
- 2009/10/27
- 更新日
- 2009/10/27
校長室から
視覚,聴覚に訴えるメディア,そのメディアは刺激に満ちています。ですから,脳に刺激を与えると思いがちですが,そうではありません。
脳の前頭葉に前頭前野があります。前頭前野は,考える,人の気持ちを推し測る,積極性を生み出す,我慢する,悪い行いを阻止するなど人としての正しい判断をする部分です。
活字を読んでいるときには,前頭前野がよく働きますが,テレビゲームをしているときは,ほとんど働きません。また,同じ本でも,携帯電話やパソコンの画面を通して読むと,ほとんど働かないことが分かりました。
前頭前野が育たなければ,正しい判断の基で人間らしい行動ができなくなるということです。
子どもの脳は,必要な時期に必要な刺激を与えると素晴らしくよく育ちます。人間らしい行動をさせる前頭前野を刺激するには,「読み・書き・そろばん」と人と直接触れて関わり合うことがよいのです。まさに,充実する学校生活を送ることを通して,前頭前野が育つのです。
よりよい学校生活を過ごすには,生活リズムを正しくする必要があります。生活リズムとは,起床時刻,就寝時刻,3度の食事の時刻等,毎日繰り返す周期を意味します。
この生活リズムを高めることで,学校生活に余裕とゆとりができます。そのためには,早起きをすることが大切です。実は,人間の体には,セロトニンというホルモンがあり,起床後に,分泌されます。このホルモンは,気分を穏やかに安定させるホルモンで,朝日を浴びると働きが高まります。早起きすることで,セロトニンがより一層分泌されますから,精神的にゆとりができます。
また,脳が活性化するには,起床してから3時間かかるともいわれています。
早起きすることで,学校生活に,精神的にも時間的にもゆとりができます。そして,脳を活性化して,人間として立派な人格を形成していきます。
ですから,これから「早起き運動」を展開していく予定です。
子どもたちに,例え,10分でもよいから,早起きをしてくれることを願っています。<参考文献:朝学にチャレンジ>