学校日記

二日間,奈良に行ってました

公開日
2012/10/26
更新日
2012/10/26

校長室から

 全国の小学校の校長が(もちろん全員ではありません)集まって,今ある教育課題を解決するために話し合う『全国連合小学校長会研究協議会(全連小大会)』が昨日・今日の二日間,奈良市で行われました。3000人以上の参加者だったそうです。

 全国各地で熱心に教育活動をしておられる校長先生方の話を聞かせていただき,大いに勉強になりました。四錦の今後に生かしていきたいと思っています。

 二日間は日帰りでしたので,頑張って普段より早起きして出かけました。が,ちょっとだけ疲れました。かつて,私の教え子で奈良まで通学していた子がいましたが,「3年間,お疲れさまでした」と今さらながら声をかけてやりたい気分です。

 初日の会場で配られた『参加者名簿』の中に私にとって何よりうれしい名前を見つけました。今から15年くらい前の教頭時代に茨城県のつくば市で3週間ほどの研修に参加させてもらったのですが,その時に同じ班だった福島県の先生の名前が載っていたのです。研修が終わった後も何度か開いた同窓会では毎回お目にかかっていた先生です。

 昨年,東北3県を襲った巨大地震,巨大津波…そして,恐れていた原子力発電所の放射線漏れの事故。先生の家はその原発から約8キロ。あの事故以来音信不通になったままでした。まさか,あおによし奈良の都で再会できるとは思ってもみませんでした。ご自宅や学校は放射線のために立入り禁止区域になっているんだそうです。
 
 あの日,津波が押し寄せる前に高台に子どもたちを避難させたおかげで一人の犠牲者も出さなくてすんだということ,子どもの中には家族は無事だったが,家が流されてしまった子がいるなど,わずかな時間の立ち話ではありましたが,先生の生々しい話に相槌を打ちだけの私でした。今度,改めて福島に行きます。

 ホントにこんなことってあるんですね。再会は全くの偶然。『参加者名簿』ってそんなにしっかり見ないですよね,普通は。ただ,あの事故以来の私の癖で,無意識のうちに,「福島県」の欄をじーっと探していたんだろうとは思います。