考える力を育てる授業を仕組む(第4学年) −その2−
- 公開日
- 2010/11/19
- 更新日
- 2010/11/19
校長室から
今日は,子どもの発言を通して,除法(わり算)の性質を導くという学習を展開しました。
C1:僕は,1の3つの式からわる数2を2倍すると4となり3倍すると6となります。わられる数4を2倍すると8となり,3倍すると12となります。このようなときは,商は変わりません。
C2:2×2=4で,2×4=8で,2×6=12となります。
T :C1さんの考えを,もう少しはっきりとさそう。
C3,C4と発言が続き,PP1の場合は,わる数を2倍,3倍とすると,わられる数も2倍,3倍とすれば,商は変わらないことを見事に導きました。
PP2,PP3では,わる数,わられる数をともに,10倍,100倍しても,商は変わらないことを導きました。さらに,わる数,わられる数をともに,2倍,3倍,10倍,100倍しても商が変わらないことをまとめました。
最後には,数を限定せずに,わる数,わられる数に同じ数をかけても,商は変わらないことを導いたのです。
子どもたちは,互いの考えは共通しているけれど,専門用語をしっかりと使って明確に表現するまでには至っていない傾向が強いといえます。この時間は,自らの考えを,専門用語を自ら使い,相手を説得し合うことを重視する学習を展開し,個々の子どもたちが,考えを鮮明にすることをねらいとしましたが,ほぼ実現したと確信します。
ある子どもの変容は,ア)からイ)に変わることから分かります。
ア)6÷2にそれぞれ0を1つ,2つつけても,商は変わらない。
イ)6÷2=2。わる数2,わられる数6をともに,10倍,100倍しても,商は変わらない。
考えを育てる授業を,これからも意図的に仕組むことで,子どもたちが学んだ知識及び技能を活用して,「考えることの面白さ」,「考えたことを説明し共感的理解を得られる楽しさ」を感じてくれることを強く願っています。
授業を終えた後の挨拶,「感謝の気持ちを込めて挨拶する」というめあてがあります。子どもたちは,子ども同士,子どもと教師とが,互いに認め合う気持ちで挨拶をしています。褒めてやってください。