学校日記

上村 淳之先生をお迎えして

公開日
2010/10/12
更新日
2010/10/12

校長室から

 今日の3,4校時は,京都市学校歴史博物館長の上村淳之先生をお迎えし,先生には「絵の起こり」から日本画「花鳥画」まで幅広くお話を子どもたちにしていただきました。
 文化庁の主催である,「子ども,夢・アート・アカデミー」事業に応募し,上村先生のご講演が叶いました。
 この事業は,美術,芸術,音楽などの最高峰の芸術家である日本芸術院会員の方々がゆかりのある小・中・高等学校を訪問し,自らの体験に基づいた講話をしていただくという事業です。子どもたちに文化芸術活動の素晴らしさや夢を持って生きることの大切さを伝え,豊かな心や感性を有する文化継承者の育成をその趣旨とされた事業です。
 
 上村先生は,まず,絵の起源についてお話をされました。そして,絵を描くということは,自分が美しい世界,このような世界に住みたいと思う世界を表すことというお話をしてくださいました。
 また,西洋画と全く異にする東アジアの絵画のスタイルを日本が守り育ててきたことなどのお話,花鳥画はその花,鳥と同じ世界に視線をもって描かれていること,花鳥画は,美しい,綺麗だというおもいや心を描いていることなどを,パワーポイントなどを使って説明してくださいました。
 さらに,生物多様性についてもお話をされ,自然の中で,生物は互いに連携していることや,互いに尊重し合いながら自然の世界を守り共生していることを訴えておられました。
 僅か,1時間20分のご講演でしたが,あっという間の1時間20分でした。子どもたちからの質問には,分かりやすく丁寧に応対してくださいました。
 
 上村淳之先生,本当にご多忙の中を,ご講演していただき,あつくお礼申しあげます。本当にありがとうございました。

 上村淳之先生のご紹介をさせていただきます。
 上村松園様がご祖母様,松篁様がお父様という親子三代続いての芸術院会員であらせられ,お父様と同様に花鳥画を描かれておられます。
 上村淳之先生は,昭和8年4月12日にお生まれになり,京都市の旧竹間小学校,旧第一中学校,京都府立鴨沂高等学校をそれぞれご卒業後,京都市立美術学校(現京都市立芸術大学)専攻科を修了されました。先生にお聞きすると,修了後,すぐに講師として大学で教えておられたそうです。昭和55年創画会賞受賞,翌年創画会会員,昭和59年には,京都市立芸術大学教授,平成4年京都府文化功労賞受賞,平成6年松伯美術館長にご着任,平成7年日本芸術院受賞,平成9年京都芸術大学美術学部長,平成11年〜16年京都市芸術大学副学長を歴任されました。平成17年京都市学校歴史博物館長にご着任され,現在に至っておられます。
 その間,全日本学士会アカデミア賞を受賞され,平成22年には,平城京第一次大極殿壁画の制作にもあたられました。
先生をご紹介させていただきました。