人権講話
- 公開日
- 2014/12/02
- 更新日
- 2014/12/02
校長室から
12月1日(月)人権講話を行いました。『世界人権宣言と生きるうえで大切なこと』というテーマで,2時間目に,一期(1〜4年)児童に,3時間目に,二期(5〜7年)児童生徒に,4時間目に三期(8〜9年)生徒に話をしました。
今から,66年前に,戦後間もなく『世界人権宣言』が採択されました。6月の憲法講話でお話しした『アンパンマンのこころ』を再確認しました。人間らしく生きるために,平和のために,基本的人権を守るために,国民が主人公の日本国憲法は生まれたのです。また,ピカソの『ゲルニカ』の絵は,二度と戦争をしないために.自分を表現する歓び,人を愛する歓びを奪われないために描かれました。
以前に,ノーベル平和賞を受賞されたマザー・テレサは,「愛の反対は,『無関心』です。だれもが,この世にのぞまれて生まれてきたたいせつな人であります。また,たいせつなのは,どれだけたくさんのことをしたかではなく,どれだけ心をこめたかです」と言っています。今では当たり前のことですが,点字ブロックや音のでる信号機など町の中にあるバリアフリーや日常のなかにあるユニバーサルデザインの精神も,この『関心』をもつことから生まれたものです。
『世界人権宣言』は,「人は誰でも人間らしく生きる権利をもっており,この権利・人権を守るために大切なことは,人間らしく生きる権利が守られていない様々なことに『関心』をもつこと」「にんげんっていいなぁ」と心から思えるように,みんなが世界や身の回りで起こっている事実に『関心』を持ち続けるために採択されたのです。
人間として,誰もがもっていて決して失ったり,奪われたりしたくないものとして「愛」「夢」「希望」「笑顔」「仲間」「未来」「家族」「可能性」などがあります。大切なことは,これらのことがいろいろな理由によって失われたり,奪われたりすることのないようにすることです。「にんげんっていいなぁ」「一人ひとりが輝くために」「全員が主役 感動あふれる」社会にしなければなりません。『世界人権宣言』は地球上みんなの「全員が主役」の宣言なのです。
最後に,金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』を紹介しました。『みんなちがって,みんないい』という言葉を本気で大切にして,自分のものにできたら,ひとを傷つけたり,いじめたりすることはなくなるでしょう。そのように考えられる素敵な世界・社会になればどんなに素晴らしいことかと思います。