学校日記

風を凌いで 10月20日

公開日
2020/10/20
更新日
2020/10/20

校長室から

 先週,10月13日,14日に6年生の研修旅行を実施しました。天気にも恵まれ,淡路島での1泊2日は非常に充実した時間となりました。イングランドの丘では,さわやかな自然の風を感じながら,班ごとに散策をしました。淡路人形座では日本の伝統文化のすばらしさを体感することができました。夕刻,宿舎横の慶野松原の海岸で見た燃えるような夕日や鳴門海峡大橋から見た渦潮は自然の雄大さを感じさせてくれました。大塚国際美術館では世界の名作といわれる数々の作品にふれ,芸術のすばらしさに魅了されました。今年はコロナの影響で日程や行先も大きく変わりましたが,それゆえ,忘れられない風景や感動の場面に巡り合えたのではないかと思います。

 さて,明日から,待ちに待った「9年生修学旅行」です。
「Peace & Memories of the 9th grade 」のスローガンを胸に刻み, 出発です。6年生に続き,凌風学園9年生の義務教育の集大成ともいえる大きな取り組みが, 無事行えることに感謝したいと思います。
 <以下,9年生修学旅行のしおりに載せた言葉です。>

「Peace & Memories of the 9th grade 」
〜ともに過ごすかけがえのない時間〜

 「Peace & Memories of the 9th grade 」
 待ちに待った「修学旅行」のスローガンを胸に刻み, さあ, 出発です。
 凌風学園9年生の義務教育の集大成ともいえる大きな取り組みが, 無事行えることを大変うれしく思います。
 今年はコロナの影響で5月から10月に日程が延期されました。そして, あらゆる場面で感染防止対策を講じた制約の多い旅行です。しかし, 皆でともに過ごす時間は, 今回経験した多くの苦難と共に, かけがえのない貴い思い出となり, 大人になってもきっと笑顔で語り合えることでしょう。
 皆さんは小中一貫教育の系統だった取組の中で, 様々な校外学習を経験してきました。その活動の場を凌風学園から地域内へ,さらに地域外へと広げていきました。そして, 社会の中で生きていくために必要となる力を培ってきました。その身につけた「礎となる力」を, 今回京都を離れ, 初めて訪れる場所での「非日常の体験の中で, 出会った人たちとふれあい, 実践する」ことで確かめられるのです。
 今年度は大分県安心院から広島・岡山方面へと行先が変わりました。そのことは残念なことではありますが, 折しも今年は戦後75年,「平和」について考える絶好の機会を与えられたともいえます。広島では平和学習を行い,「命の大切さ」と「平和の尊さ」を学びます。戦争の悲惨さを知り,戦禍を生き延びてきた人々の平和への思いをしっかりと受け止め,平和な世界を築くのは私たち自身であることを確かめてください。日本三景の一つである安芸の宮島は, 悠久の歴史を感じさせてくれることでしょう。先人たちから愛されてきた風景を見ることで, 平和な世界への思いをより強く感じることができるでしょう。広島市内や倉敷での班別研修では, 仲間と協力し,計画から実行へ移す勇気を体得してください。
 皆さんは凌風学園で9年間を過ごした最初の学園生です。コロナの影響で, 学校生活も大きく変わり, 我慢すること, 諦めることが多い中, よく辛抱し, 今できることは何かを常に考え行動してくれました。この修学旅行では,これまでともに過ごしてきた仲間との絆を深め,「9年生の思い出」をたくさん作ってください。そして, その成功や感動をみんなで語り合えるよう, 3日間を満喫してください。
 みなさん, 準備はOKですか。広島や岡山での3日間には,きっとかけがえのない何かが待っています。何かが見つかります。修学旅行のすべての瞬間が, 皆さんの心の中に刻まれ,最高の思い出となり,さらにすばらしい集団として成長し京都に帰ってくることを期待しています。
 感染防止の約束事を守りながら,存分に味わって,思いっきり楽しんで,出会いと発見と感動があふれる充実した3日間にしましょう。