風を凌いで 10月13日
- 公開日
- 2020/10/13
- 更新日
- 2020/10/13
校長室から
「失敗や壁にぶちあたることなく,物事が成功することはない。もし仮に,そういうことがあったとしても,(野球においては)『深み』が出ない。失敗することも,壁にぶちあたることも,振り返ってみれば,それは決して無駄なことではなかったことがわかる。僕は「近道」を求めることが大嫌いだ。遠回りをすることこそ一番の近道になるんですよ。」
日米通算4000本以上のヒットを打った元メジャーリーガーのイチロー選手の言葉です。事実イチロー選手は4000本のヒットを打った時点で8125個の凡打の山を築いていたのです。
「4000本打つのに,8000回以上,悔しい思いをしてきた。そこに自分なりに向き合ってこれた。誇れるとしたら,そこじゃないですかね。」
数々の偉業を成し遂げたイチロー選手の,このコメントをとってみても,失敗や壁にぶちあたることこそが,成功へ向かって着実に進むための通過点であることが確信できます。
「『辛い』の一歩先に『幸せ』がある!」とよく言われます。(「辛」という感じに「一」を加えると「幸」という字になりますね)
「遠回りをすることこそ一番の近道になる」というイチロー選手の言葉には,「しんどいこと,苦しいこと,つらいことなどの様々な経験を積み重ねてきたからこそ,気づかなかったことに気づき,わからなかったことがわかる瞬間が訪れること。そうやって身につけてきたものは本物だということ。」といった意味が込められているような気がします。
以前,夏休みのしおりの言葉で「雨だれ石を穿つ」ということわざを紹介しました。「雨だれが, かたい石にも穴をあけるように,どんなに小さな力でも,根気よく続けていけば,いつかは成果が表れる」という意味でしたね。「 何か一つ目標を決めて,その達成に向けて毎日努力を積み重ねましょう。その努力が成果につながります。もちろん,努力を積み重ねていても,うまく進まないことや,すぐには成果が表れないこともあります。そんなときには,「雨だれ石を穿つ」という, このことわざを思い出してください。そして,夏休みに積み重ねてきた努力を,2学期,3学期と続けることが,必ず目標の達成やその先にある夢や希望の実現につながります。」と書きました。みなさん,自分が決めた目標に向かって,努力を続けていますか?
10月になり,今年度も折返し地点を迎えました。目標達成に向けて,毎日の努力を続けていく中で失敗や壁にぶちあたり,思い通りにいかないこともあると思います。けれども,そんな時間の積み重ねが,実は物事がプラスへ転じていくために必要な時間なのです。失敗や壁にぶちあたることそのものが「挑戦(チャレンジ)」であり,「挑戦」こそが「成功」の素です。「こうありたい自分」「こうなりたい自分」を見据え,「挑戦」を続ける自分であってください。