京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2019/03/29
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豊かな人間性の育成をめざし 互いの人権を尊重し合い「若き日に心を磨き」「若き日に身体を鍛え」「若き日に知識を広め」「若き日に友と交わり」 未来の糧を創ろう!         歩む道に迷いなし。このまま,まっすぐに・・・         3月29日(金) 離任式

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

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「新メンバーに期待!」
 徐々に気温が下がって秋になればよいものを、寒い日があったり暑い日があったりで、体調管理が難しいです。実際、マスクをした人が一気に増えました。風邪に対しては先ずは予防を、そして『ひいたかな?』と思ったら早めの対応を心掛けてください。
 さて、先週末から朝の校門が賑やかでした。生徒会の役員選挙があったからです。昨日(26日)の投票に向けて、立候補者は早朝から一生懸命に名前を売り込んでいました。初日は、照れくさいのか、あまり声が出なかったですが、2日目以降は大きな声で『〇〇に清き一票を!』と呼びかけていました。1年生のその様子が特に可愛らしかったです。3年生が後輩の応援をしていることも多いようです。候補者の隣に立ち、「□△さんを宜しくお願いします!」と声を張っていました。
 立会演説会は、生徒会長候補の演説から始まりました。このポストには2人が立っています。2人とも1年生の時から生徒会本部に所属して活躍してきた人です。大人数の前で話すことにも慣れています。公約も具体的で演説の内容が分かり易いです。生徒の目や耳には、どのように届いたのでしょうか。私は『甲乙つけがたい』と感じながら聴きました。他のポストはすべて信任投票でしたが、会長だけは選挙となりました。その経験と実力からして、生徒会本部にはどちらも必要な人材です。私が担当者なら競合しないよう別のポストを勧めたかもしれません。実際にそんなことがあったかもしれません。それでも、2人は生徒会長に拘り、どちらか一方が落選することにも納得した上での決断です。
 どのような結果になっても、当選した人は落選した人の分まで頑張ってほしいと思います。また、落選した人は、これに懲りずに学級や学年、部活動のリーダーとしてその力を発揮してほしいと切に願っています。
 「やっぱり、貫録が違っていたぞ。」「いえいえ、ずっと緊張していました。」
これは、応援弁士として壇上に上がった3年生と放課後にした会話です。本人はそう感じていたのでしょうが、1年間の経験の差は大きいです。初めて大舞台を経験した人とはその落ち着きが全然違っていました。緊張感に打ち勝って自分の思いを人に伝えなければならない場面は、今後の人生の節目節目で必ずやってきます。入試、就職、仕事内容、恋愛、結婚、昇進試験etc…、結構大きなプレッシャーです。そんな時のために、若いうちから緊張感を乗り越える経験をドンドンしておくとよいでしょう。
 夏休み中に、既に部活動では新旧交代が成っていましたが、生徒会もその時期を迎えました。先輩の築いてきたものを大事に受け継ぎ、時には大胆に変革して、向島中学校をより活性化してください。もう11月になります。3年生は入試に向けて本格始動です。向島中学校の生徒会は、活躍を期待して新メンバーに託します。

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

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「感動と共に後半へと続く…」
 今年は例年より2〜3日遅いでしょうか。あちらこちらからキンモクセイの芳香が漂っています。肌が引き締るくらいの気温の中、愛犬レモンを連れて散歩するこの季節の早朝のささやかな楽しみです。
 さて先週末、体育大会が終了しました。とても盛り上がった楽しく気持ちのよい感動的な「体育大会」でした。真剣な表情、はじける笑顔、そして涙…。生徒も先生も本当にテキパキと動きました。ここが気持ちよかった部分です。開会式では次のように述べました。
「大きな行事は一人や二人の力で成功させることはできない。皆が自分の仕事に責任をもって取り組むことだ。競技に出る時には全力を尽くすこと、準備や後片付けの場面ではそれを楽しみながら頑張ること。」
 全員が見事に果たしました。教育委員会の方や地域の方が言っておられました。
「全員が一生懸命で、とても気持ちのよい、素晴らしい体育大会でした。」
 各学年の取組で、特に印象に残ったことを綴っておきたいと思います。
 1年の「30人31脚」では、3組が、目標にしていた8秒を切ったからでしょう。タイムが発表された瞬間に大歓声を上げました。勝負では1組に敗れましたが、あの瞬間は良かったです。2組は2回ともレース途中でこけちゃいました。自分と周りを信じて前を見て突っ走った方がよかったのでは…。次があれば参考にしてください。
 2年は全員リレーが面白かったです。差が開きすぎたのが残念でしたが、全員が自分の持ち分を全力疾走しました。一生懸命に走るその姿が、観ていてとても気持ちよかったです。足の速い人が遅い人の分をカバーする工夫が随所に見られ、集団づくりの観点からも見応えがありました。
 6組の皆さんも頑張りました。100メートル走では普通学級の生徒を破って1着になった人もいましたね。大きな集団の中でも自分を見失うことなく、堂々としっかり行動できるようになってきたことがよかったです。
 3年は、綱引きと選手リレーが素晴らしかったです。綱引きでは、今年も全員が力を出し切りました。勝って大歓声を上げ、負けて地に膝をつく姿に瑞々しさを感じ、素直に感動しました。また、学級対抗リレーの選手入場の際、3年生全員がスタンディングオーべーションで迎えた時にはゾクゾクしました。レースも大変面白かったです。「中学生は迫力が違いますね!」とは隣で見ておられた向島南小学校の井川校長先生の言葉です。走り終えた選手たちの目に涙があったのにも心を動かされました。
 前週の学習発表会と音楽コンクール、先週末の体育大会、大きな行事が大成功で終わりました。同時に、ここで1年の半分が終わったことになります。さあ、向島劇場の後半にはどんなドラマが展開されるのでしょうか。楽しみでたまりません。

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

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「感動を今再び」
 学習発表会と音楽コンクールが終わって、早くも一週間が経ちます。途中に3連休があったせいでしょうか、もっとずっと前のことのように思います。学習発表会から振り返ってみたいと思います。
 各学年6組とも、よく練られた内容の発表でした。1年は“本校最後の卒業生”となる学年ならではのテーマで、学習してきた向島中学校の昔と今をうまくまとめて発表しました。これからの成長がとても楽しみです。6組の発表は、伏見にゆかりの深い坂本竜馬の生き方に学び、自分たちの将来を見つめるといった、社会科の要素も含んだ内容の優れた発表でした。2年は、“生き方探究チャレンジ学習”に焦点を当て、発表者が自らの生き方を見つめ直して、描く将来像を全校生徒の前で発表するという画期的な内容でした。3年は、目の前に迫った進路の問題にスポットをあて、市内の高校に出向いて学んできたことをまとめた内容を発表し合いました。特に、モデルさんたちが高校の制服に身を包んでフロアーを闊歩したファッションショーは盛り上がりました。どの発表も、学年の特徴がよく出ており、観る者を納得させる内容でした。
 翌日が音楽コンクールです。はじめの「校歌」の全校合唱で、今年度からホールを借りたことをよかったと実感しました。全校生徒の歌声が、体育館とはまるで違う響きだったことに気付いた人は多いと思います。
 とてつもない緊張感の中で1年の部が始まりました。「私の知っている中で一番の1年生」音楽科の藤田先生にそう言わせた素晴らしいステージでした。「この子たちを担任した先生方にこの姿を見せたい」二の丸北小学校の清水先生と話した内容です。6組の歌声にはなぜか涙が出ました。少ない人数でも他の学級に負けない歌声を響かせました。歌声とハーモニーの美しさに心が動かされたのです。将に“天使たちの歌声”でした。2年の部もよかったです。去年との比較で言えば雲泥の差です。去年は直前まで心配しましたが、今年度の彼らは素晴らしい合唱を響かせてくれるという確信がありました。その通りになりました。そして3年の部です。昼休みの練習から超盛り上がり、ホールは異様な雰囲気に包まれました。子どもたちが泣きながら指揮し泣きながら歌っています。学級がまとまり、同時に、各学級が異なる動きをしているのにも関わらず学年が一つになっていました。『もう、何処が勝ってもいいや』と思いました。学年合唱、各学級の合唱、素晴らしいステージが続きました。『このまま音楽コンクールが終わらなければいいのに…!』講評で述べたこの気持も偽らざるものです。
 すべての生徒が、素晴らしい舞台を演じ、入退場や聴く態度も含めて生徒全員で素晴らしいコンクールを作り上げました。感動的な一日であったと思います。
 一週間が経ち、さあ明日は体育大会です。あの感動と満足感とを今再び味わいたいものですね。それを目指して、明日は一人ひとりが全力で取り組んでください。

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

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「目標は最優秀賞、目的は…」
 立て続けに台風がやって来ては秋雨前線を刺激し、各地に大雨を降らせています。甚大な被害を出したところもあり、被災された地域や人たちには、一日も早い立ち直りを期待します。
 さて、10月になりました。いよいよ、最大の学校行事が行われる時期です。今週末には「学習発表会」と「音楽コンクール」、来週末には「体育大会」が計画されており、校内では、早朝から完全下校まで、生徒も先生もそれに向けて忙しく動きまわっているところです。
 先週末、3年の「音コン」のリハーサルを観に行きました。学年合唱の練習に続いて、本番通りに各学級の合唱を披露し合います。練習してきた成果を発揮して声高らかに歌い上げる中に、一つだけ様子のおかしいクラスがありました。全体的に声が小さく、頑張っていた人たちまでも徐々に士気を低下させ、最終的には、『おいおい、どうした?』と言いたくなるような状況になりました。指揮者は涙を流しながら腕を振っています。そう言えば、職員室前でこの生徒がべそをかきながら先生と話をしているのを見たこともあります。練習の時から上手くいっていなかったことが想像できました。それにしても、リハーサルでのこの状態は厳しいです。担任の先生の様子をそっと見ました。先生も指揮者と同様、泣き出しそうな、何とも言えない表情でじっと子どもたちを見つめています。情けなさ、憤り、悲しさ、ふがいなさ、寂しさ…etc、自分自身にも向けられたそのような感情を胸に押し込めての見守りであり凝視です。
 リハーサルの後の学活は、どのように進行したのでしょうか。
『自分が担任だったら…』何度もそんなことを思いました。
 昨月曜日の放課後、1年の学年練習を見終えて体育館を出た瞬間、そのクラスの歌声が第2音楽室から響いていました。大きく美しい歌声です。思わず階段を駆け上がりました。音楽室の扉を開けた瞬間、そこにあった光景が今も脳裏に焼き付いています。身体を前後にゆすって声を出す男子。掛け合いを楽しむかのように美しく歌い上げる女子。重くしっかりとした、それでいて弾むような伴奏、嬉々として腕を振る指揮。週末とは全く別の集団の姿がそこにありました。
 週末の学活の様子、生徒の思いと決意、担任の先生の熱い気持ちと呼びかけ、それを支える学年の先生方の姿、一気に想像した様々なものが、目の前の信じられない光景と重なって大きく心を動かされました。リハーサルの段階では誰の目にも最下位だった学級が、今、優勝候補に名乗りを上げたと言っても過言ではないかと思います。
 「結果」よりも「過程」が大事。この状況を見ると将にそうで、もう十分に「学級集団(仲間)づくり」という「目的」は達成しました。確かにそうですが、5クラスの力が拮抗しているこの状況まで来たからには、あと3日間、どのクラスも「最優秀賞」という「目標」に向かって、できる限りの取組をしてほしいと思います。

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