京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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学校教育目標 「ふるさと伏見を愛し,未来を拓く生徒の育成」

修学旅行を終えて

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 令和2年度の「修学旅行」を無事終えることができました。4月に予定していた沖縄方面からの変更を余儀なくされ、7月の初旬の休日を返上しての下見、2回目の修学旅行説明会、本校では初めての「信州方面」での白紙からの企画”。「無事安全に帰ってくる」という使命のもと学年主任をはじめ、3年生の先生方にとっては気の休まることのない3日間だったと思います。

 私にとっては伏見中で7回目の修学旅行。これまでは行くことが当たり前と考えていましたが、今回ばかりはこれほど緊張して当日を迎えた経験はありませんでした。方面や実施時期だけではなく、本当に実施していいものかどうか思案する中で、考えられる最大限の感染防止や緊急対応への備えを行いました。各クラスごとに7台のバス、7名の添乗員の配置、ペンションでは各クラス男女ごとの分宿、一校一館の貸し切りホテル、バイキングやBBQの廃止。体調不良生徒の隔離等に備え保健室を例年の2倍確保するなど考えられることを準備しました。他学年の先生の応援や介護士の派遣要請。当日朝、生徒指導部の先生方には緊急対応の応援もお願いしました。また、迎え入れるペンションやホテル側も消毒を始め、座席の配置など“密”を避ける配慮が充分に窺えました。

 しかしながら、修学旅行の成功の最大の要因はこれらの対策や準備以上に、“3年生の生徒の落ち着きや頑張り”が大きかったと考えています。たぶん「本当に行っていいんだろうか?」と考える生徒も少なくなかったはずですが、感染症対策はもとより決められたルールをしっかりと守って、思いっきり修学旅行を満喫しました。マスクを常時していたこともありますが、体調管理に対する意識はしっかり浸透しており、睡眠時間もしっかりと確保されていたことから養護教諭の対応は例年に比べ本当に少なかったと感じています。また、長時間のバス移動にも拘わらず車酔いの症状はほとんど皆無でした。入学した間近の1年生の頃は、「今年の1年生は大丈夫かな?」と心配することは少なくありませんでしたが、そこには最高学年としてしっかりと成長した姿がありました。「伏見中は生徒と先生の距離感がとってもいいですね。節度をもって、一緒になって修学旅行を楽しんでおられますね。」と同行した添乗員の方がおっしゃっていました。日々、目の前の生徒と丁寧に向き合い、時には厳しく、心に寄り添い育ててこられた3年生の先生方の賜物だと感じました。

 2泊目のホテルで非常ベルが鳴りました。結果的には警報器の誤作動でしたが、その時の対応や事前指導は次の学年にしっかりと引き継ぐと共に、「大切な命を守る」という使命のもと普段の学校生活にも活かしていく必要があると考えています。
 さて、次は“伏中祭”。最高学年の3年生が学校全体をリードし、成功に導いてほしい。コロナ渦であるからこそ、修学旅行に続いて最高の思い出を作り上げてほしいと心より願っています。

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