京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標 『発信力・行動力を身につけ、自己肯定感を得られる生徒の育成』

動きながら準備する

 幕末に生きた吉田松陰の考えや生き方を著わした「覚悟の磨き方」という本の中に素敵な一節がありましたので紹介します。

「動きながら準備する」

 やろう,と閃く(ひらめく)。その時「今やろう」腰を上げるか,「そのうちに」と一旦忘れるか。やろうと思ったときに,何かきっかけとなる行動を起こす。それができない人は,いつになっても始めることができない。むしろ次第に,「まだ準備ができていない」という思い込みのほうが強くなっていく。いつの日か,十分な知識・道具・技術・資金・やろうという気力・いけるという予感・やりきれる体力・そのすべてが完璧にそろう時期がやってくると信じてしまうのだ。
 だが,いくら準備をしてもそれらが事の成否を決めることはない。いかに素早く一歩目を踏み出せるか。いかに多くの問題点に気づけるか。いかに丁寧に改善できるか。少しでも成功に近づけるためにできることは,その工夫しかないのである。
 よく行動する人は,知識は必要最低限でいいと考える。なぜなら,実際に動く前にわかることなんて,ほとんどないと知っているからである。だから,よく失敗する。だがそれで「順調」だと思っている。そのように私たちの脳は,自分の行動をうまく正当化するようにつくられている。
 小さくても「一歩踏み出す」という行為さえ続けていれば,「なぜこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれる。
 吉田松陰は,行動につながらない学問は無意味だと考えた。大切なのは,不安をなくすことではない。いかに早く,多くの失敗を重ねることができるか。そして、「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信を,休むことなく生み続けることなのである。
 
 「動きながら準備する」「一歩を踏み出す」今回もそうでしたが,人や本と出会い,素敵な言葉をいただくと,本当に幸せな気持ちになります。できていない自分に気づくこと,自分の考え方や生き方に「これでいいんだと」自信をもつこと。どちも幸せな一瞬です。だから頑張れる。

奇跡と必然

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 ワールドカップ、日本代表の第1戦の対戦相手は、前回大会の1次予選で1−4と完敗したコロンビア。FIFAランキングもかなり開きがある相手。日本代表は、直前の監督交代もあり、試合前から劣勢が報じられていました。フリーキックで同点に追いつかれたとき、私も含めて「やっぱり、ここまでか」と思った人は、大勢いたはずです。退場者が出て10人とは言え、ランキング16位の南米予選を勝ち抜いた強豪国。同点にされた後も、相手のカウンターを警戒し、守備のバランスを崩さず、抜群の運動量で相手にプレッシャーをかけ続けていました。そして、前回大会で悔しい思いをし、ヨーロッパで培った経験と悔しさをバネに人一倍の努力で成長した大迫の勝ち越しゴール。見事、2−1の勝利。
 翌日の新聞には、「奇跡」「日本、初戦金星」と、予想外の勝利を強調した見出しばかりでした。しかし、この結果は「奇跡」なのでしょうか。日本代表の選手は、個々のレベルアップ(心と技)とチーム力をアップ(戦術や日本らしさ)するために、この4年間、私たちが想像もできない厳しいトレーニングと準備をしてきたと思います。監督・コーチ・スタッフも対戦相手の分析やそれに合った戦術の確認など長い時間をかけて準備をしてきたはずです。怪我で苦しんだ時期があったり、大会直前の試合でチームが上手く機能せず、自信を失いかけた時もあったと思います。私は思う、自分を信じ、仲間を信じ、努力を積み重ねてきた4年間。その結果、得られた勝利は「必然」と言ってもいいのではないかと。マスコミが伝えたように、日本の勝利を「奇跡」と言ってもいいでしょう。しかし、私は「奇跡」という言葉のもつ本当の意味を改めて考えさせられました。

出会いを育てる

 人は一生のうちでたくさんの人との「出会い」があります。その出会いがその人の人生に大きな影響を与えることもよくあります。
 先ほど歓声の上がる中、新しい学級が発表になりました。やった〜と感じた人、少し不安になっている人、いろいろな思いが入り混じっているでしょう。今日は、1年間にたった1回しかない「出会いの日」です。みなさんは新しく1年間を共に過ごすクラスメートと出会いました。この後発表しますが、新しい担任の先生や学年の先生方と出会う日です。そして入学式で、新しい1年生と出会います。
 でも出会っただけでは、信頼関係や絆は生まれません。今日の出会いを「ただの出会い」にするか、それとも「いい出会い」にするか・・・
 「いい出会いにする」には自分で苦労して出会いを育てていくことが必要です。「出会いを育てる」って変に聞こえるかもしれませんが、出会いを育てる方法があるんです。それは、出会った相手を尊重することです。相手を尊重するというのは相手に期待する前に、自分に何ができるかを考えることです。
 例えば・・・
 相手がほほえんでくれないと不愉快になるのではなく自分から微笑みかけること。
 相手があいさつをしてくれないと嘆くのではなく自分から「おはよう」とあいさつをすること。
 部活動で、周りがちゃんとしてくれないと怒る前に、自分でやって見せること。一緒にやろうと声をかけること・・・
相手に「私はあなたを大切に思っています」という気持ちが伝われば、今日の出会いはただの出会いから「いい出会い」に育つのだと思います。
今日の出会いを大切に・・・・

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新年度のスタート

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 いよいよ平成30年度がスタートします。「人を大切に,物を大切に,時を大切に」の教育目標のもと,教職員がスクラムを組み,思いやりと情熱をもって取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いします。
 今年度もホームページにて、学校の様子や子どもたちの学校生活を保護者・地域の皆さま方にお伝えをします。

1. 学校教育目標 「人を大切に,物を大切に,時を大切に」
    〜誇りの持てる学校に,誇りの持てる自分に〜

 主体性と社会性を身につけさせる中,知徳体の調和がとれ,しなやかな心をもち,感性(人間性)豊かな生徒の育成を目指す。夢や希望の実現に向かって,よりよく社会で生きぬくために「自ら学ぶ力」と「自ら律する力」を身につけさせる。

2. 学校経営方針
(1)「教育は未来づくり」を理念として
 意図的・計画的・継続的・組織的に働きかけることにより,生徒の望ましい変容を目指す。すべての教育活動の成果は生徒の変容にある。私たちは,教育を通して「未来づくり」をしているという意識をもち,日々の教育活動にあたっていく。
(2)流行を取り入れた不易を大切にする
 教育を推進する上で「不易」すなわち過去から受け継がれてきた知・徳・体の調和のとれた生徒の育成を基本とする学校教育の良さを継承しつつ,現在の教育改革の動きに適切に対応し,変化する社会に適応し未来の社会を創造する力を身につけさせる「流行」も大切にしなければならない。不易と流行を見極めながら,双方の融和を図る「流行を取り入れた不易」を追求していく。
(3)組織体として3つのワークを合言葉に
 教職員が一丸となって教育活動を推進するためのキーワードとして,フットワーク・チームワーク・ネットワークを合言葉とする。教職員は自らの資質を高め,それぞれの良さと力を発揮できること(フットワーク),チームとして一つの同じ方向を向き,お互いが指摘し合い,フォローし合い,認め合えること(チームワーク),保護者や地域に目を向け,常に情報発信と行動連携が取れること(ネットワーク)を大切にしていく。
(4)日常の学校生活は「凡事徹底」を貫く
 学校の中心は授業である。またベースになるのは学級である。学級や授業におけるルール作りは,どの学級でも,どの授業でも共通に取り組むことが最も大切である。また朝読書・学活・清掃など毎日の積み重ねが大切である。これらの日常の教育活動にこそ「凡事徹底」を貫き,当たり前のことが当たり前にできる学校づくりを目指す。


                          
 

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京都市立桂川中学校
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