京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/17
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学校教育目標 『発信力・行動力を身につけ、自己肯定感を得られる生徒の育成』

奇跡と必然

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 ワールドカップ、日本代表の第1戦の対戦相手は、前回大会の1次予選で1−4と完敗したコロンビア。FIFAランキングもかなり開きがある相手。日本代表は、直前の監督交代もあり、試合前から劣勢が報じられていました。フリーキックで同点に追いつかれたとき、私も含めて「やっぱり、ここまでか」と思った人は、大勢いたはずです。退場者が出て10人とは言え、ランキング16位の南米予選を勝ち抜いた強豪国。同点にされた後も、相手のカウンターを警戒し、守備のバランスを崩さず、抜群の運動量で相手にプレッシャーをかけ続けていました。そして、前回大会で悔しい思いをし、ヨーロッパで培った経験と悔しさをバネに人一倍の努力で成長した大迫の勝ち越しゴール。見事、2−1の勝利。
 翌日の新聞には、「奇跡」「日本、初戦金星」と、予想外の勝利を強調した見出しばかりでした。しかし、この結果は「奇跡」なのでしょうか。日本代表の選手は、個々のレベルアップ(心と技)とチーム力をアップ(戦術や日本らしさ)するために、この4年間、私たちが想像もできない厳しいトレーニングと準備をしてきたと思います。監督・コーチ・スタッフも対戦相手の分析やそれに合った戦術の確認など長い時間をかけて準備をしてきたはずです。怪我で苦しんだ時期があったり、大会直前の試合でチームが上手く機能せず、自信を失いかけた時もあったと思います。私は思う、自分を信じ、仲間を信じ、努力を積み重ねてきた4年間。その結果、得られた勝利は「必然」と言ってもいいのではないかと。マスコミが伝えたように、日本の勝利を「奇跡」と言ってもいいでしょう。しかし、私は「奇跡」という言葉のもつ本当の意味を改めて考えさせられました。

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