最新更新日:2024/05/01 | |
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人権学習
今日の5・6限は,今年度第1回目の人権学習でした。
1年生は入学して初めての人権学習ということで,最初になぜ人権学習を行うのかを知った上で,学習に入りました。 お互いの「違い」を理解し,認めうのが大切なこと,時にはその「違い」によって「困り」があることを,声を出さずに「伝言」する体験を通して感じてもらいました。そして「ぼくたちのサイン」という映像を見て,お互いの「困り」をなくすためにはどう行動すればよいのかを考えました。体験活動や話し合い,ケーススタディなど,様々な活動でしたが,どの人も真剣に学ぶ姿がすばらしかったです。お互いの苦手な部分や「困り」を理解し合い,助け合うことで「困り」を少なくすることができることに,気付いてくれたでしょうか。 2年生は「お互いの背景を理解し,共に生きること」について,在日外国人に関する問題を取り上げ,考えを深めました。 日本には現在多くの在日韓国・朝鮮人の方がおられますが,そのような方々が「生きづらい社会」になっている現状や,歴史的な背景を正しく知ることの大切さを学びました。そして,それぞれがもつ固定観念からくる「偏見」が「差別」につながること,国際化がますます進んでいく中で,外国からくる人や外国にルーツをもつ人たちも「生きやすい社会」にしていくために自分たちができること考えていくことが必要であること,「知ることの大切さ」と「知った上どのように考え行動するか」ということを踏まえた上で,今後も人権学習に取り組んでいくことも確認しました。 3年生は,これほどの時間をとって人権学習を行うのはおそらく中学校が最後であり,社会に出たときに必要な「人権感覚」と「人権意識」をしっかり身に付けて欲しいということを確認した上で,学習に取り組みました。 発達障がいについての映像などから「目に見えない困りをかかえている人がいる」こと,そのような困りに対する工夫として,「ヘルプマーク」や「ユニバーサルデザイン」などの「みんなのスタートラインが揃う」ように社会としても整備されつつあることを学びました。そして「目に見えない困り」に気付く目をもち,どのように関わればよいのか,また自分にもあるかもしれない「困り」をわかってもらい,互いが支え合える関係が必要であることなどを学びました。 中学校での人権学習を通して,「問題を見抜く力」と「問題に対して行動する力」をしっかりと身に付けていって欲しいと思います。 |
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