各学年でも総合の時間に人権について学んでいますが，人権週間でもある今日，校長先生からの人権講話がありました。25年前のジャンボ機墜落事故で亡くなられた方のうち３名についてのお話がありました。その中でも，被差別部落出身の方がこの事故で亡くなられ，それを知った心ない誰かが，その両親宛に「あなたの娘が乗っていたために起こった事故」という内容の手紙を送ったという話がありました。差別の歴史をきちんと教えられることなく，偏見だけを持ったまま成長したそのような人が未だに存在すること。しかしそのような人も犠牲者であると。「無知は偏見を生む」。歴史を正しく認識し，人権についてもきちんと考えることが大切であると改めて感じる所です。学校の紅葉もそろそろ終わり，寒い時期になってきました。クリスマスツリーを見ると少しは心の中が温かくなってきます。差別の無い世の中。心の中の春が来るのはいつになることでしょうか。
