京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/01
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「新年の教室の黒板」から

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 教室には,黒板があります。
 黒板を使って,教師と子どもが学習をしたり,連絡をしたり,情報を交換したりと互いのコミュニケーションをはかりします。
 教室には「黒板」はなくてはならないものです。
学習の時間だけではなく,4月の学級開きの日・夏休みまえの日・夏休み明けの日・冬休みの前の日・新年明けの日,そして,その学年が終わる最後の日・・・・。大事な役目をするのが黒板です。

 私は,このような日の前の日の夕方,または,朝一番に教室の黒板を見て歩きます。教室の黒板に 子どもたちを一番に出迎えてくれるようなそんな言葉が書いてある教室からは,先生の子どもたちへの思いを強く感じます。
 授業が始まる初めての日,授業が終わる日 子どもたちはどんな気持ちで教室に入ってくるのでしょうか。そして,一番に教室の中の何を見るのでしょうか。
 子どもたちを迎え入れる準備の整っている学級は教室の空気が違います。机が美しく並ぶ教室,黒板には先生の温かな言葉・・・自然と子どもたちの心は学習へ学級集団へと高まります。
 そんな心の通い合った学級を作る努力をしていきたいと思います。

1月11日朝会 「一」の話

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 平成23年1月11日 音羽小学校の後期の授業再開です。
 凛とした空気の中で 寒さに耐えながら 子どもたちは新年の校長からの話をしっかり聞いてくれました。
 2011年1月11日の日にちなんで「一」の話をしました。
 
『いよいよ今日から新しい年の始まります。
 久しぶりに皆さんの元気な顔を見ることができ,また元気な声を聞くことができ,大変嬉しく思います。
 新しい年を迎え,皆さんの顔も引き締まって見えます。
 2011年1月11日です。「1」が五つ並ぶ日です。
今日の朝会では「一」の話をします。


 長い道のりも第1歩から,学校生活も一年生から始まります。
競争で一着になると一等賞がもらえますね。
「一」には,「物事のはじめ」のほかに「すぐれた物」の意味もあります。
一番をとれるのは,ふつう、一人だけです。でも,一人では,一家は作れません。鳥は 何十羽も集まって一群の「一」となります。

これら「一家」「一群」の「一」は,「たくさんのものが集まった全体」をあらわしています。

「一」は,一人 一つ を表すだけではなく 「初めて」とか「すぐれている」とか「たくさんの物の集まった全体」をあらわしたりしています。

みなさんは,冬休みの間 家でゆっくり過ごしました。学校での学級の友達とは離れて ○○さんと言う一人の人として過ごしました。または,○○家の子どもとして過ごしました。
今日から学校が始まります。何年何組の○○さんとしての生活が始まりました。一つの学級の中の一人であっても快適に過ごしたいという気持ちは,誰も同じだと思います。一人ひとりが快適な学校生活を過ごすために,それぞれの役割を果たさなければなりません。
たとえば,給食当番や掃除当番のようにだれもが おかず係になりたがったり ほうき係になりたがったりしたのでは,おいしい給食はいつまでたっても食べられないし,汚い教室では,楽しく勉強しようという気持ちにはなりません。
これから始まる3カ月足らずの大切な日々を,「一」つまり 「一人」を大切に そして「全体」を大切にすることを いつも考えて生活してください。
学年末には,この学級を離れたくないなあ。もっとこの学級の友達と過ごしたい。この学級でよかったなあ。と思える人がたくさん増えると思います。

 今日は「一」の話をしました。「一」を大切にすることをいっぱい探してみてください。』

個人としての一人を そして集団の中での一人ひとりを大切にできる子どもたちに育ってほしいと願っています。


人権月間に向けて

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 12月6日の月曜日は,本校の人権集会の日でした。
子どもたちからは,毎年各学級で話し合われた人権標語が紹介されます。
ここに 全クラスの標語を紹介します。
(さくら学級のお友達はは交流学級の友達と一緒に作りました。)
1年1組は「ともだちは たからもの」
1年2組は「やさしさ いっぱい ともだち いっぱい」
2年1組は「え顔であいさつ 人の心を大切にして なかよくしよう」
2年2組は「たすけ合って がんばって やさしい気もちの二年二組」
3年1組は「えがお なかよし たのしいなかま わる口 あだ名はやめようよ」
3年2組は「どんなことでも のりきろう うれしいきもちつくろう」
4年1組は「困ったときは助け合い 笑顔であいさつ ありがとう」
4年2組は「わすれずに あなたとわたしの 大切さ」
5年1組は「ありがとう その一言を大切に」
5年2組は「自分だけ 幸せなのは ダメだよね」
6年1組は「仲間を思いやる言葉で 絆の輪をひろげよう」
6年2組は「ぼく達の言葉は 心をつなぐキーワード」

 自分の学級の標語を紹介する代表の子どもたちの表情には,みんなの気持ちを全校に伝えるのだという決意が表れていました。
標語をみんなの前で発表することが目的ではありません。標語を作るという機会をとらえて 今一度 自分たちの日常生活の課題を振り返り今後の生活に生かすことが目的です。
 「いじめのために自殺」などという記事が新聞やテレビのニュースで騒がれている今,人を大切にする 自分を大切にするということはどういうことなのか 子どもたちにしっかり受け止めてほしいと思います。また,わたしたち大人も,子どもたちとの日常の関わりの中で 子どもたち一人一人を大切にした言葉かけができているだろうか,普段の授業の中で一人一人の子どもたちが「今日も 学校に来てよかった」 「こんなことが分かった こんな楽しいことがあった」と言える生活を提供できているだろうかと 常に振り返る必要があります。
 人権集会の最初の校長の話の中で「心は命のもと」「人の価値」という話をしました。ご家庭でも 人を大切にするということが家族の中でも地域の中でもどのように行われなければならないかについて 話し合ってほしいと思います。

学芸会を終えて

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 本校の学芸会は,学年ごとに劇や音楽の出し物をします。
 学年で行うメリットは,たくさんの友達のよいところや頑張りが一つのものになったとき,その成果や喜びが大きいものになるということです。学級では,まとまっていても学年がバラバラでは,同じような成長は期待できません。
 今日の学芸会は,学年のまとまりを感じさせてくれるものでした。友達のセリフを聞いて自分のセリフを合せたり友達の歌声や楽器の音色に自分の声や音色を合せてひとつのハーモニーをつくったりする経験は,難しいことですが,友達同士のきずなを深めてくれます。自分一人では,なすことができないことを様々な力を持った友達と協力することで仕上げることができる喜びや感動を,子どもたちには何度も味わってほしいと思います。
 友達の足りないところを自分が補い,自分の足りないところを友達が補う。社会の中でも同じことがたくさんあると思います。このような経験は,一つのことを成功させるために仲間のどの力をどのようなところで活用したり,共有したりしたらよいかを見極める力を高めるもとになる経験だと思います。
 やがては,社会の中で生きていく子どもたちです。学校の中での小さな行事ですが,行事のための活動でなく,近い未来や遠い未来のために一つ一つを仲間とともに乗り越えていくための活動としてとらえていてほしいと思います。そして,私たち教職員も子どもたちに付けてほしい力を見すえた指導を日々行っていきたいと思います。

前期の終了(自由研究作品の表彰)

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 毎年本校では,夏休みに全校で自由研究に取り組み,夏休み明けに全校児童の自由研究作品を一堂に会して「自由研究作品展」を行っています。この取組をはじめて7年目になります。
 続けるということは,徐々に成果の表われるものです。年々自由研究の作品が工夫されたものやまとめ方が素晴らしいもの,発想豊かなものに変容してきました。今年度はその継続が実り,創造性コンクールでたくさんの児童の作品が賞をもらうことになり,「学校賞」をいただくことになりました。
 学校では,様々なコンクールで入賞した児童にだけでなく,理科主任や管理職,担任など多くの教員が子どもたちの作品の中で努力の感じられる作品,発想豊かな作品などを選び,学校として表彰する取組を続けています。このことは,様々な条件付のコンクールでは,その努力や頑張りに光の当たらない児童にも励みになっています。
 
 今日(10月22日)の前期の終了式では,自由研究の話題を取り上げ,「自由研究で身に付く力」の話をしました。

〜自由研究は,「こういう研究がしたい。」「こんな結果を出したい。」と思っても,すぐにできるものではありません。研究・調査をするには,時間や本人の根気,アイデアを出すための発想力,見通しを持って取り組む段取り力が必要なのです。自由研究を一生懸命取り組んだ人には,きっと「根気よく努力する力」「素晴らしいアイデアを出す発想力」「見通しを持って計画し実行する段取り力」が身に付いていることでしょう。
 また,なぜ,年々自由研究作品が素晴らしいものになっているのかも考えてみましょう。みんなが毎年同じ学年や他の学年の友達の作品を見せてもらう中で,自然によいものに触れる交流の場を持つことができているのです。
 普段は,同じ学級でなかったり違う学年であったりするため,直接話したり遊んだりできなくても,「自由研究作品展」などの場を通して,交流し友達のよいところをもらう機会を持っているのです。学校では,このような機会が何回かあります。その機会をとらえて互いに高まり合えるつながりを作っていってほしいです。〜

 子どもたちの心にどの程度響いたか分かりませんが,この話を一緒に聞いていた教員の胸にも届いてほしいと思っています。「子どもの成長を大切にしたい」そんな気持ちで自由研究の課題を与えたり,自由研究作品を鑑賞する視点にしたりしてほしいと思いながら,終了式の話を終わりました。
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長期宿泊(福井県六呂師高原)を終えて

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 10月12日〜16日の4泊5日で 5年生は自然体験旅行(福井県六呂師高原の青少年自然の家)に行ってきました。
 4泊5日という長い宿泊行事は,5年生にとっては初めての経験という子どももたくさんいただろうと思います。楽しみの反面,不安も大きかっただろうと思います。もちろん保護者の皆さんにとっては,帰ってくるまで心配されていたことだろうと思います。
 そのような心配をよそに5年生の子どもたちは,たくましく毎日のスケジュールをこなしていきました。普段は,おぼこそうな子どもたちですが,こうして5日間を一緒に過ごすと,素晴らしい面がたくさん見えてきました。

 ○ 集いや取組前の集合時間をしっかり守っている。
 ○ 係の仕事をてきぱきとこなしている。
 ○ 話し合い活動をしっかり行っている。
 ○ 行動班や部屋ごとの班で助け合って行動している。
 ○ 先生の話をしっかり聞いて行動している。
 ○ 食事を好き嫌いなく しっかり取っている。

そして,何よりも素晴らしかったのは, 「あいさつ」です。

 福井の青少年自然の家の所員の方々も 口をそろえて「行動の素晴らしさ」とともに「あいさつのさわやかさ」についてほめていただきました。また,同行して下さった写真屋さんも開口一番 
「いろいろな学校に同行しているけれど 今年初めて会ったとたんにあいさつを大きな声でしてもらいました。うれしかったです。」
と言ってくださいました。

 子どもたちのよかった点をほめていただくのは,校長にとっては,何よりもうれしいことです。子どもたちが一生懸命楽しい旅行にしようと努力していた結果です。また,普段から担任の先生方が しっかりと協力して指導して下さった成果の表れだと思っています。また,保護者のみなさんが 子どもたちを立派に育てていただいたおかげです。
 
 教育の結果は,毎日の積み重ねの中に見えくるものです。普段から学校現場でもご家庭でも,「いつか花が咲き,実となる」子どもたちの成長のために根気強く取り組んでいきたいものだと思いました。


次の「いのち」,次の「自分」につなぐこと

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 8月24日 今日から前期の授業の再開です。朝会では 汗をかきかき子どもたちの元気な顔が並びました。
 夏休み前と夏休み後の景色や周りの様子の変化を話題に「次のいのちにつなぐ」という話をしました。


 夏休み前に咲いていたひまわりの写真と夏休み後のひまわりの写真を比べさせ,子どもたちに問いかけました。

「夏休み後の枯れたようなひまわりは 死んでしまったのでしょうか?」

子どもたちは,「枯れているから死んだのだ」とか「いや まだ死んでいないと思う。」など口々に自分の考えを話します。

「夏休み後のひまわりの花の中には,種がいっぱい詰まっています。ひまわりは夏の間にこの種を作るために がんばってきたのです。夏の間に次の命のもとを作っていたのです。」

「耳をすませて下さい。何の鳴き声が聞こえますか。・・・そう せみです。せみは何のために鳴いているのですか?」
と 尋ねると,
子どもたちは,「結婚するため・・・」と答えました。

「せみも,ひまわりと同じように次の夏にせみの命をつなぐために頑張っているのですね。」

ひまわりやせみの話に続けて 次のようなことを話しました。

 『時間はただ何となく過ぎていっているように思いますが,次の命につなぐための努力が自然の中で行われています。それと同じように,みなさんが過ごした夏休みも これからの力を蓄えるためにあったのです。

 たとえば,部活やマラソンを頑張った人は,体力という力を付けました。きっと,運動会の練習もばてずに頑張れるでしょう。本をたくさん読んだ人は,想像する力や考える力が付きました。自由研究を頑張った人は,情報を収集することや,情報を選ぶこと,そしてまとめることなど 学習の方法を学びました。これからの学習に使うことができます。

 夏に頑張ったことは,次の活動の力になってます。みなさんは,その力を少しづつ出して様々な学習や活動に励んでほしいです。』

 自分の頑張りや努力を自覚し,次の自分の成長のために役立てようとする子どもに育ってほしいと願っています。「自分は,こんな風になりたい。」「自分は,こうしたい。」という目標を立てて,前向きに努力する子どもであってほしいと願っています。

堺市教頭会の学校訪問

 8月4日は,本校へ「堺市教頭会」より 12名ほどの教頭先生が本校の「人材育成」の取組の様子を研修するという目的で学校訪問されました。本校も,若い先生方が増え活気がある学校になってきています。若い先生方にさらに力を付けてもらうという目的で 毎週金曜日の夜には若手研修を開いてきました。その取組の様子を堺市の教頭先生方に聞いていただきました。
 「本校の先生たち(研修をする側・研修を進める側)の熱い思いに感動した」という感想の言葉をいただくことができました。今後も若手の育成に努めていきます。
「教職員力」=「学校力」です。教職員が元気でそして熱心な音羽小学校にすることが,子どもたちの力を伸ばす原動力になると信じて頑張りたいと思います。
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夢に 向かって(松井大輔選手の父 一雄様の講演会から)

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 7月10日にサッカーの選手松井大輔の父 松井一雄様をお迎えして,音羽小学校と音羽川小学校合同の家庭教育学級を行いました。
 計180名ほどの保護者や児童が体育館に会して2時間弱の講演に熱心に耳を傾けました。子どもたちは,時々映し出される松井選手のDVDに興味を示し,彼の華麗な足裁きに歓声をあげていました。
 保護者の方々は,一雄さんのお話の中で特に親として子どもに何をしてあげなければならないのかという内容を読み取ろうと 聞き入っておられました。
 松井選手はワールドカップにも出場し,大変素晴らしい功績を収めた選手ですが,そこには陰になり日向になりして支え続けた両親の優しさと厳しさが常にあったことが分かります。小さいころのやんちゃな松井選手の様子を目を細めて話す一雄さんであったり,挫折して息子が帰ってきたときには,親として抱きしめ「もうがんばらんでもいい。」と言ってやりたい気持ちをぐっと抑えて,厳しい態度に出たときの苦悩の一雄さんであったりと 親としての様々な喜びと葛藤を乗り越えてこられたのだと言うことがお話の中にたくさん散りばめられていました。
 子どもの喜び,子どもの苦しみを共に共有し一緒に感じ,一緒に乗り越えていきたいと思うのが親の切なる思いです。子どもの夢は,親の夢でもありますが,その乗り越え方を間違ってはいけない。うまく行かなかったことを人のせいや社会のせいにするような間違った方法をとってはいけないという示唆もいただきました。親としての責任を持ってほしいと言うメッセージとして受け取った方も多かったのではないでしょうか。
 松井選手の選手人生は,まだまだ続きます。一雄さんは,親としてこれからも優しく,そして厳しく彼を支え続けていかれることでしょう。
 支えてくれる人のいる喜びと支える人がいる喜びを互いに感じることのできる親子関係を築くことが大切なのだと思いました。

学校訪問

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 6月18日(金)音羽小学校に,滋賀県の高島市の校長会15名の校長先生方が学校訪問をして下さいました。音羽小学校は国語科の研究の様子視察していただきました。
4年2組の佐々木学級の国語の授業を見ていただいた後,音羽小学校の教職員が行っている授業後の研修の仕方も体験していただきました。
 その中で,子どもたちの授業に対する真剣な態度や若い先生が力をつけようと頑張っている姿についておほめの言葉をいただきました。
 普段の授業を外部の方や保護者の方に見ていただいたとき,臆せず授業に挑む子どもたちの学習姿勢,そして特別な授業というより普段から積み上げた力を子どもたちとともに高めていこうとする教職員の力をこれからも伸ばしていきたいと考えています。
 今回の学校訪問は,そのような機会を与えていただき大変ありがたかったと思っています。
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