京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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4月24日(水)に参観授業・懇談会が行われます。

憲法月間によせて

 校庭を花吹雪で飾っていた満開の桜も葉桜になり,初夏の到来を感じる季節になりました。5月には子どもたちが楽しみにしているゴールデンウィークがあります。その中の5月3日は憲法記念日です。日本国憲法は,戦後間もない昭和21年に作られ,昭和22年5月3日から使われはじめました。ですから,毎年,5月3日を憲法記念日として,憲法の大切さを再確認するようにしているのです。
 日本国憲法には,三本の柱があります。それは,「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」です。これらは全て,たくさんの貴重な命を失ったことを反省し,二度と戦争をしないという思いから作られています。
 実は,子どもたちの生活の中でも,この憲法の三本柱を生かしていきたいと考えています。国と国の間の争いやもめごとが戦争につながるのと同じように,子どもたちの生活の中の争いやもめごとは,悪くすると喧嘩やいじめにつながることがあります。そこで,子どもたちが自分たちの力で争いやもめごとを,憲法の三本柱を生かしながら解決させ育てていくことが大事だと思うからです。
 憲法の考え方を子どもたちの生活に生かして考えると,『基本的人権の尊重』は「相手を傷つける暴言や暴力を決して使わず,お互いの心や体や命を大切にしあう」ということ。『国民主権』は「たとえ周りの人が友だちを傷つける言動をしていても,人に左右されず,自分たちで考えて正しいと思うことを実行し,争いやもめごとをとめる」ということ。『平和主義』は「人と争いやもめごとがあったときには,人を傷つける暴言や暴力でなく,正しい言葉でお互いの考えを出し合い,理解しあいながら,話し合いで解決させる」ということです。
 この様な憲法の考え方を,子どもたちに発達段階に応じて学ばせ,様々な出来事を自分たちの力で判断し正しい方法で解決する力を育てることに取り組ませていきたいと思います。
 そのために,子どもたちには,毎日,誰にでも出来る事として,「あいさつと正しい言葉づかい」を,頑張らせたいと思います。誰にでも相手に伝わる言葉ではっきりとあいさつをすること。友達の名前を呼び捨てやあだ名で呼ばず「さん」をつけて正しく呼ぶこと。相手を傷つける言葉を使わず,相手の心に届く正しい言葉づかいで話し合うこと。これらを,まず教職員が子どもたちの見本となりながら,子どもたちと一緒に取り組みたい。そして,お金を貯金するのと同じように,心の貯金をためる取組として,日々継続して頑張っていきたいと思います。
 そして,12月の人権月間には,教職員と子どもたちが頑張った事を振り返り,認め合いたいと考えておりますので,ご家庭でもご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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