最新更新日:2024/05/17 | |
本日:28
昨日:41 総数:339700 |
見えないものを見ようとする目
12月24日 今日は授業の締めくくりの日です。
今年最後の朝会を行いました。朝会の後の「音羽タイム」に備えて子どもたちは縦割り班で並びました。いつもと並び方が違うので,少々騒がしくなるかなと 思っていたのですが,大変静かに並ぶことができました。そして,静かに聞くことができました。 4月から「学校をあげて人の話をしっかり聞くことのできる子どもたちに育てようと取り組んできた」取組が実りつつあるのを肌で感じました。 朝会では,校門に立てた人権の標語の看板に犬のおしっこがかけられていたという話から始めました。この標語の看板が人権標語の看板であり,音羽小学校の子どもたちの人権を大切にしたいという思いで立てられたといることが,伝わらない現実があることを話しました。 人権の看板には,見えないけれども大切な思いが込められていることを想像することの大切さを話しました。見えないものを見ようとする大切な力を子どもたちには持ってほしいと思います。 それと同時に,伝わらなければ,自分のことばで丁寧に伝えることも大事だということを話しました。丁寧な言葉,やさしい言葉で心と心がつながるように来年も頑張ることを誓い合って朝会を終わりました。 人権月間に思う校長として,児童の前での講話をさせていただく機会を得ました。 人権は一人一人が人間として尊重され,幸福に生きる権利です。 どこの学校でも起こりうる人権を無視するような行為,例えば落書きや携帯の迷惑メール,いじめなどを例に出して子どもたちの心に語りかけました。「このような行為をされる側,する側,そして 傍観する側 どの立場にあっても人は,幸せにはなれないのです。」と話しかけました。子どもたちの心にどのくらい届いたかは,分かりませんが,このような語りかけを常に学校・地域・家庭から繰り返し行うことが,一人一人の人権を守るきっかけとなっていくのではないかと思っています。 講話のあと,各学級で作成した人権標語を学級の人権標語に決めた理由も付け加えながら,発表し合いました。どの学級の標語も自分たちの学級で起こった問題や常に話し合って大事にしている学級目標などから考えた言葉が盛り込まれていました。学級で真剣に話し合って作成された大事な標語です。標語にこめられた子どもたちの思いが実現するように教職員一同心して がんばりたいと思っています。 |
|