京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2019/03/28
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3月25日(月)26日(火)は紫野小学校で統合式の練習を行います。

前期を振り返って

 寒露(露が冷気で凍りそうになるころ)を過ぎ,朝晩は、寒いとすら感じるようになってきました。学校は,4月からスタートした前期が終わりました。そこで,この半期を振り返ってみました。
 今年度は,学校教育目標を「『自ら学び,自ら拓く(自主自律)』〜一人一人を徹底的に大切にし,学びに向かう力を伸ばす教育の推進〜」と改め,取組を重ねてきました。
 具体的には,「確かな学力の育成」という面で,基礎・基本の徹底を図るために,毎日帯時間を設けたり,毎月1回の土曜学習,夏休み中の学習会,放課後補習を実施したりするなど,可能な限り時間確保して取り組んできました。また,普通授業では,めあてを明確にして、問題解決的な学習や探究的な学習の形態をとるようにしています。体験や経験も学力の一部だと考え,社会奉仕体験,自然体験,生産活動,文化芸術鑑賞,出前授業等の行事も数多く実施しました。
 指導者側も,すべての思考の基となる言語の力を,子どもたちが身につけるための指導の在り方を国語科で共同研究したり,外国語活動にも力をいれたり,理科も専科教員によって指導を充実させたりしてきました。
 「豊かな心」の育成では,特に,縦割り活動を充実させ,異年齢の人間関係の中で,人にやさしい行動のできる児童が育っています。また,道徳の授業を通して,自分たちの行動を自律的に考えられる児童の育成を図っています。社会奉仕体験で地域のお年寄りと接する中で,人の役に立ち,人に喜んでもらえる体験を通して,自己有用感も高まっています。「かっこいい楽只っ子になるために」をめあてに,「楽只っ子 十カ条」を子どもたちと作成し,めざすべき自分たちの姿を具体的にイメージすることができています。
 「健やかな体」の育成では,子どもたちにとって,まずは生活習慣の確立を一番に考えています。つまり,十分な食事,睡眠,そして安心できる家庭の存在が,何より子どもたちの心や体の安定にとって大切だと考えています。運動の機会を保障するために,週4回の始業前の朝スポーツで,体を動かす楽しさを味あわせたり,高学年には部活動の体験も用意したりしています。養護教諭,栄養教諭による体や病気,食事(栄養)に関する基礎知識の習得も図っています。
 以上,様々な取組についてその概要をご紹介してきました。詳しくはHPで,その様子をご覧いただいたらと思います。
後期に向かって期待していることは,以下の3点です。
 第一に,すべての基本となる言葉の力,つまり,きちんと書ける力,人前でも,相手意識をもって,わかりやすく自分の考えを話す力を身に付けさせたいと思います。そのためには,普通授業の中で,集会の中で,そして日常生活の中で,機会を見つけては、一層の指導が必要です。
 次に,一つ一つの活動に,子どもたち自身がめあてをもって,やりきることによって達成感を味わえるような取組を積み重ねていくことです。
 最後に,子どもたち自身が疑問や課題を見つけ,自ら課題解決のために自主的に動くことです。大人の目が行き届く分,ついつい依存的になる子どもたちに対して,朝会等の場面で,「知的好奇心」を持つことの大切さを語ってきました。「なぜ?」「どうして?」と思うことは,自分の身の周りにたくさんあります。「〜したい」「〜になったらいいのに」と感じることも多くあるはずです。それらのことを,自主的に調べたり,解決したり,実行してみたりすることが大切です。失敗の中で学ぶことも多いはずです。やらなければ失敗もしませんが,学んだり工夫して知恵を働かせたりすることもありません。
 学校では,創意工夫して,「楽只らしい」「楽只ならでは」の取組を今後も進めていきますので,どうか,今後とも,応援やご支援をお願いします。

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