最新更新日:2024/10/08 | |
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埋蔵文化財調査(平安京羅城跡見つかる)
洛陽工業高等学校は,平成29年3月に伏見区深草へ移転し,平成30年3月に閉校しました。昭和10年から使用していた南区唐橋の校地は,現在埋蔵文化財調査を行っていますが,このほど,平安京の遺構が発見されました。
100周年記念館を建築する際には,古墳時代の建物跡等が発見されており,今回の調査も古墳時代の建物跡は多数発見されています。西寺跡からは外れているため,西寺の遺構等はないだろうといわれていましたが,平安時代の路面や溝(九条大路),羅城の基礎部分跡などが見つかりました。 九条大路跡が発見されたのは,今回が初めてとのことです。また,羅城門から西へ約600m離れた場所で羅城(都の内外を隔てる築地塀)の土台跡も初めて確認されました。平安京に羅城があったことが証明され,平安京の南端の位置も確定された調査結果となったようです。 洛陽工業高校(前身の洛陽高校)は,まさに都の中にあった学校と言えるでしょう。写真は,埋蔵文化財調査現地説明会(R1.9.14)での様子です。 ※Webへの公開にあたっては,(公財)京都市埋蔵文化財研究所の(現地説明会受付で)許可をいただいています。 |
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