京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/11/07
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風かおる 古き都 雲渡る比叡の峰は 千年の歴史を伝え 安らかに学び舎いだく 真理にいたる道遠くとも そびえ立つ山路たどらん 力強く あすに巣立ち 新しき時代をつくる われらの下鴨中学校

12月は人権月間。そして明日12月10日は「人権デー」

12月は人権月間。そして明日12月10日は「人権デー」 
 
 20世紀に起きた二度の世界大戦の反省を踏まえ,どの国も平和な世界をつくることを目指して1945年(昭和20年)に国際連合(国連)を創設しました。その後,世界の全ての人々が自由を保障されるためには基本的人権が尊重されることが重要であるとの考えから,1948年(昭和23年)12月10日の第3回国連総会において,世界の自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国々が達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択しました。そして,1950年(昭和25年)12月4日の第5回総会においては,世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,世界中で記念行事を行うことが決議されました。
 日本では,法務省と全国人権擁護委員連合会が,同宣言が採択されたことを記念して,1949年(昭和24年)から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を,「人権週間」と定めており,その期間中,世界人権宣言の趣旨及びその重要性を広く国民に訴えかけるとともに,全国各地でシンポジウム,講演会,座談会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなどを通して集中的に啓発活動を行っています。

 京都市では,京都市PTA連絡協議会の主催で12月3日(土)に人権尊重街頭啓発活動を京都市内約30か所で行われました。こういう啓発活動を通して,一人一人が人間の心や気持ちを敏感に感じ取れる「人権感覚」を磨き,人権尊重の街づくりを先ずこの京都から発信していきたいものです。
 
 最後に,「人権感覚」について,熊本県上益城郡益城町教育委員会 中川有紀先生のお話を紹介します。その話の中に出てくるディズニーランドでのエピソードは,道徳の時間の教材でも扱われることがあります。
 
 東京ディズニーランド・ワールドバザールにあるレストランで実際にあった話です。
 2人連れの若い夫婦がレストラン「イーストサイド・カフェ」に食事に行きました。キャスト(ウェイトレス)が2人を二人がけのテーブルに案内してメニューを渡しました。2人はAセット一つとBセット一つを注文しました。オーダーし終わったとき,奥様が追加注文しました。「お子様ランチをひとつ下さい」と・・・
 キャストは「お客様,誠に申し訳ございませんがお子様ランチは小学生のお子様までと決まっておりますので,ご注文は頂けないのですが・・・」と丁寧に断りました。もちろんお子様ランチは9歳以下とメニューにも書いてあります。子供のいないカップルに対してはマニュアルではお断りする種類のものです。
 すると2人は顔を見合わせて複雑な残念そうな表情を浮かべました。その表情を見てとったキャストは「何か他のものではいかがでしょうか?」と聞きました。すると,2人はしばらく顔を見合わせ沈黙した後,奥様が話し出しました。
 「実は,今日は昨年亡くなった娘の誕生日だったのです。私の身体が弱かったせいで,娘は最初の誕生日を迎えることも出来ませんでした。子どもがおなかの中にいる時に主人と3人でこのレストランでお子様ランチを食べようねって言っていたんですが,それも果たせませんでした。子どもを亡くしてから,しばらくは何もする気力もなく,最近やっとおちついて,亡き娘にディズニィーランドを見せて3人で食事をしようと思ったものですから・・・」
 その言葉を聞いたキャストは2人を四人がけのテーブルに案内しました。仲間に相談して全員の賛成を得て,お子様ランチのオーダーを受けました。そして小さな子ども用の椅子を持ってきて「お子様の椅子はお父様とお母様の間でよろしいでしょうか?」と椅子をセットしました。
 その数分後,「お客様,大変お待たせしました。ご注文のお子様ランチをお持ちしました。」とテーブルにお子様ランチを置いて笑顔で言いました。「どうぞ,ご家族でごゆっくりお楽しみください。」
 数日後,お客様から会社に感謝の手紙が届きました。
 「お子様ランチを食べながら涙が止まりませんでした。こんな体験をさせていただくとは夢にも思いませんでした。これからは涙を拭いて生きて行きます。また行きます。今度はこの子の弟か妹を連れて・・・」

 お子様ランチの注文を店の決まりであることからいったんは断ったものの,何か訳がありそうだと思ったキャストは若夫婦に「何か他のものではいかがでしょうか?」と聞き返します。そして,若夫婦から思いもかけないことを聴きます。「実は今日は昨年亡くなった娘の誕生日。亡き娘にディズニィーランドを見せて3人で食事をしようと思ったものですから」と。これを聴いたキャストは,若夫婦を二人掛けのテーブルから四人掛けのテーブルに案内し,2人の間に子ども用の椅子まで準備しました。そして,お子様ランチをテーブルの上に置き,「どうぞ,ご家族でごゆっくりお楽しみください。」と言ったのです。
 キャストは,自分にできることを即座に実行に移しました。私はこれが人権感覚だと思います。
 岐阜県で人権啓発活動を続けておられる桑原律さんは,人権感覚について次のように言っています。

 「人権感覚とは,具体的な場面に遭遇したとき,とっさに迷うことなく人間として当然あるべきあり方を行動として示すことのできる感性を指しています。それは,そうせずにはいられない直感的情動に基づく行動であり,正義感と言っても理屈の上ではなく,ごく自然に湧き上がってくる感性の行動化にほかなりません。」 

 キャストが取った行動は,とっさに迷うことなく人間として当然あるべき在り方を行動として示すことのできる感性そのものでしょう。このことは,後日,若夫婦から届いた御礼の手紙でもよく分かります。
 「お子様ランチを食べながら涙が止まりませんでした。こんな体験をさせていただくとは夢にも思いませんでした。これからは涙を拭いて生きて行きます。また行きます。今度はこの子の弟か妹を連れて」。キャストは,若夫婦に生きる希望と力を与えました。
 
 このような「人権感覚」を私たちも持つことが大切ですね。

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〜3年生人権学習〜3年間の総括

 3年生は、12月1日(木)に行われた後期人権学習で前期に引き続き「同和問題」について学習しました。

 村崎太郎さんと栗原美和子さんの結婚に至るまでの苦労やそれを乗り越えた素敵な人生を知ることで、差別の不当性に気付き、同和問題を自分の問題としてとらえて差別を解決していこうとする前向きな気持ちをもつことができました。

 今日は、その人権学習の振り返りを行いました。各クラスから寄せられた感想を、1枚のワークシートにまとめ、互いの意見を交流することで、更に理解や考えを深めていきました。

 学習の最後に教室から流れてきたブルーハーツの「青空」という曲。「♪生まれたところや肌や目の色で一体この僕の何がわかるというのだろう」 

 この歌詞の意味が理解できるのは、3年間学習してきたからこそです。

 
 私たちは学年目標「豊かな心と人の和」の実践目標の中に、「互いに尊重し合い、全ての人を大切にしよう」という項目を掲げ、自分の周りの全ての人に人権尊重の精神で接することを一番大事にしてきました。

 まもなく卒業を迎えますが、今後もこの学習を心に刻み、あらゆる差別を見抜き、解決していこうとする姿勢を持ち続けていきたいと思います。

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〜2年生社会科〜租税教室で税金のしくみを知ろう!〜

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 本日,2年生の2クラスで左京税務署主催による税理士2名の方々に来ていただき,社会の授業の一環として租税教室を開いていただきました。

 国民生活や経済社会と密接に関連する税は,私達の暮らしや社会に欠かせない国や地方公共団体の活動の財源となります。

 チャレンジ体験でも左京税務署にお世話になった生徒もいますが,より税金の種類やしくみを2年生全員が学習できる良い機会をいただきました。

 税金のある暮らしとない暮らしを比べたり,税がなければどのような社会になるかを考えたり,将来納税の義務を果たしていくことの大切さや重要性を学べた時間でした。

 この教室は,明日も実施します。
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〜3年生体育科〜持久走

     何も咲かない 寒い日は  下へ下へと根を伸ばせ

     やがて 大きな花が 咲く

     よかったことの現実も   悪いことの現実も

     次へ 向かう糧にしたい

                  ― 高橋尚子 ―
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〜1年生人権学習〜障がいのある人たち・仲間について考える〜

 1年生の人権学習は,12月1・2日の両日に車椅子体験を通して,障がいのある人への正しい理解と相手の立場に立った行動をしようとすることのきっかけをつくり,また車椅子バスケットボールを長年続けてこられたカクテルチームの坂根康子さんの講演と体験を通して,互いに認め合いながら共生していこうとする心のバリアフリーを考える学習をしました。

 生徒達は,頭で考えていたよりもずっと車椅子に乗ることが難しいことや少しの傾斜や段差が車椅子の利用にはハードルが高いということなどを学びました。また先生同士でゲームをする場面もあり,大変盛り上がりました。

 また車椅子バスケットボールはパラリンピックの競技種目でもあるため,生徒達にとっても身近で楽しい体験活動となりました。誰もが住みやすい社会にするためにどんなことができるのかバリアフリーは心の中にこそ必要であるということがわかった学習でした。
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〜祝・京都新聞ジュニアスポーツ賞受賞!〜

 11月30日付の京都新聞朝刊に掲載されましたように,本校から3年男子2名,女子1名の生徒が今年度のジュニアスポーツ賞を受賞しました。

 誠におめでとうございます。

 青少年の健全育成や競技力向上を目的に全国・近畿レベルの大会成績結果を出した優秀な選手に与えられる栄誉ある受賞です。

 さらなる今後の活躍と飛躍を期待しています。
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〜2年生 音楽科〜君も私も作曲家そして演出家〜

2年生音楽科の創作の授業紹介です。単元名は「お気に入りの絵本の朗読に素敵な効果音をつけよう!!」です。

 下鴨中学校では、今年度、確かな学力をつけるために各教科の授業に言語活動を取り入れ、図書館を活用するという目標を定めて取り組んでいます。

 音楽科では、図書館から借りてきた絵本のページにイメージ通りの効果音を創作し、
楽しく朗読し演奏するという学習を行いました。 
 
 速さを変化させたり、楽しいリズムを繰り返したり、言葉の抑揚とメロディーを関連づけたりして、いろいろな音を創り出しました。

 自己を表現することが得意な2年生は、朗読も上手です。その朗読に効果音が加わることで、一層表現の幅が広がります。

 私も作曲家!私も演出家!そしてあなたも!そんな充実感を感じながら互いのグループに拍手が送れたことが良かったです。


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先生達も頑張っています〜下鴨教員研修3〜

 今日は生徒達の完全下校後,第3回目の教員研修でした。まとめとなる本研修では教員同士のペアワークや相互理解を目的とし,また対話を深める楽しい研修でした。

 『一生勉強!』を改めて自覚した時間でした。講師である川上貴由指導主事からも,教員としての「まごころ」を教えていただいたと思います。ありがとうございました。

 明日から,ALL下鴨でまた頑張りましょう!

 
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〜国宝 琳派『風神雷神図屏風』がやって来た!鑑賞学習〜1年美術科学習

 本日、京都国立博物館とNPO京都文化協会主催「平成28年度文化財に親しむ授業」に本校が参加できることになり,最先端のデジタル技術による実物と遜色のない精度で再現された実物大の俵屋宗達傑作『風神雷神図屏風』を本校図書室で鑑賞しました。

 国宝にも指定されている圧巻の作品に間近で触れて,生徒達は深い理解と関心を示していました。

 1年生全員が,この伝統文化の学習を通して,先人の美に対する追求や芸術的なセンスを体得し,それぞれの内面で自己との対話ができるようになればさらに芸術や美術を尊重する態度が養えると思います。

 めったにないチャンスを自分の力として蓄えていきたいものです。
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「違い」から知ったこと〜全国中学生人権作文コンテスト 京都新聞賞受賞!〜

 11月28日京都新聞朝刊誌上に,本校3年女子生徒の人権作文受賞の記事が掲載されました。

 これは,平成28年度全国中学生人権作文コンテスト京都大会への応募からの受賞です。
誠におめでとうございます。


 −自分との間に『違い』のある人を自分とは違うのだと否定し,共に過ごすことをあきらめれば,トラブルもさけられ楽かもしれない。しかし,その『違い』はいつまでも『違い』のままだ。『違い』から得られることは決して人生において無駄になることはない。−

 作文の締めくくりでは,全ての人々と共に生きる社会への決意とあらゆるものから学びたいという熱意を吹きつけた力強さが読み取れます。

 表彰式は,12月初旬に行われる予定です。
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