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最新更新日:2025/03/07 |
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学校運営協議会![]() <課外活動部会> 昨年12月17日(水),課外活動部会の提案により,5・6年生を対象とした授業が行われました。子ども達に感動を与える場を設定したいと,京都大学低温物質科学センター所長の前川覚先生をお迎えしました。前川先生は,子ども達が楽しく生き生きと学習に向かえるようにと,液体窒素を使った超低温世界を体感する授業を計画してくださいました。 前半30分程はプロジェクターを用いての,気体の性質や,冷たい温度から高い温度までの説明等のお話でした。難しい内容のお話もあったのですが,子どもたちは興味深く,真剣に聞いていました。前川先生から,「太陽の中心部分の温度は,鉄をも気体にしてしまうほど高い温度。」「月までの距離は,京阪電車の特急に乗り,ノンストップで地球から旅立っても,到着するのに1年もかかる。」などお話していただく度に,子ども達からは,驚きと感動の声があがっていました。 次は,液体窒素を使って空気や物体の温度をどんどん下げていくと,どのような変化が見られるかの実験です。風船の中に閉じ込めた空気を冷やしていくと,中の空気の温度が下がり,液体になってしまったり,超伝導物質を冷やすことで磁石が浮いたりと,不思議なことが次々と見られ,子どもたちは大興奮でした。 授業が終了してからも,前川先生や助手として来てくださっていた大学院生の方に熱心に質問する子どもの姿が見られました。また,さらに質問や疑問のある子ども達は,先生にお手紙を書きました。すると,数日後には,一人ひとりの子に丁寧なお手紙をくださり,疑問も解消しました。先生の温かい気持ちにも触れることができ,より充実したすばらしい体験となりました。 今回の授業をきっかけに,ますます子どもたちが理科の学習に興味をもって取り組んでくれることを願っています。 |
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