京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/08/22
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学校教育目標 「自らの未来を拓く心豊かで自立した生徒の育成」

憲法記念日

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憲法講話  
       平成27年5月1日
 私たちの町「京都」は、これまでからみんなが協力して、人権問題の解決に向けて取り組んできました。その成果をさらに大きくするために、「一人一人が、互いに認め合い、つながりを持ち、支えあいながら、安心安全に、笑顔で楽しく暮らし、働き、学び、観光できる、優しさあふれる、おもてなしの町」、そんな「人権文化の息づく町・京都を作っていきましょう」と、京都市は今年度「新しい方針」を出しました。
 今日は、その中で取り上げている数多くある重要課題の1つである「女性と男性が互いに人権を尊重し合える町づくり」についてお話ししたいと思います。少し難しい言葉でいうと「男女共同参画社会」を作っていこうということです。
 先生も男性なので少し耳が痛いのですが、この問題は日本社会における、「男性の女性への見方」が根底にあると思います。
1つ目は、「男女役割分担」という考えです。「男は仕事、女は家庭」という固定的な考えです。男は仕事に専念し家では何もしなくても、妻による食事の用意ができている。子供の世話もしなくていい。「ごはん」「新聞」「風呂」とかの一言で全てやってくれる。この役割分担は、男性にとってすごく居心地がよく、当たり前のように行われてきました。でも、このように役割を決められた女性は居心地がいいのでしょうか?君たちのお家ではどうですか?
2つ目は、女性が男性より強くなる、偉くなることを快く思わない男性がまだまだ多い」という封建的な「男尊女卑」の考えです。何事においても男性が女性よりも上でなければ気にくわない、女性から意見を言われると内容ではなく、言われたことに対して怒ったり、生意気だと思ってしまう。政治の世界でも昔よりも増えつつありますが女性議員や大臣の少なさや、女性社長の少なさが先進国といわれる国々の中では目立ちます。世界各国の女性による収入や地位の差の度合いを数字化した「2012年、男女格差報告」を見ると、135か国中101位となっています。
3つ目は、「女性は男性と対等な地位にあるとは考えていない」ということ。だから、男性は女性のことを全く考えずに、上から目線で思ったことをすぐに言ったり行動に表してしまう。これがセクシャルハラスメント、セクハラの根底にあると考えられます。「君って可愛いから彼氏がいて当然だよね」「少食だね、体に似合わず」などの発言もセクハラですよ。
4つ目は、「女性は結婚して子供を産むことが一番幸せ」という男性の一方的な考え方。だから、悪気はないのですが「まだ、結婚しないのか」「結婚したら僕が守ってやる」などと言うのです。
さて、「日本国憲法」が施行されて5月3日で68年目を迎えます。第13条に「国民は、個人として尊重される。生命、自由、幸福追求については最大の尊重を必要とする」第14条では「すべて国民は法の下に平等であり、性別により社会的関係において差別されない」としています。でも現代社会では、まだまだ守られていないということが少しはわかってもらえたと思います。「男らしさ」「女らしさ」ってたくさんの考え方見方があります。それらを押し付けるのはやめて、その人の色々な生き方、考え方、個性を尊重していける社会を実現するためには、自分は何ができるだろうとみんなで考え行動していって欲しいと先生は思います。
                   北野中学校 校長 恒川 圭一

創立記念日によせて

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北野中学校の創立記念日 講話

 5月1日は北野中学校の創立記念日です。北野中学校は昭和22年5月、京都市立第二商業学校内に併設され開校しました。今からちょうど68年前です。学校の伝統は生徒の皆さん、保護者や地域の方々、教職員の思いや願いによって築かれるものです。伝統は受け継いでいくものであるだけでなく、創り上げていくものです。そういった意味で毎日毎日が伝統作りです。
 今年は創立68周年。先輩達が築いてきた北野中学校の良さとは何か、より発展させたいものは何かをこれを機会に考えていきたいものです。
 北野中学校の歴史を語るとき、「双樹」のことを考えないわけにはいきません。「双樹」は校歌でも歌われています。PTA会誌の名も「双樹」です。時々卒業生が「双樹」を見たいといって訪れてきます。北野中学校のシンボルツリーである「双樹」が人々の心を惹きつけるその魅力とはいったい何でしょうか。その一つは長い年月を生きてきたことだと思います。樹齢は推定ですが200年を超えると言われています。それが正しければ、双樹は江戸時代からこの地に静かに佇み、世の中の様子や人々の暮らしをみてきたことになります。私たちの一生を超え続けているものがそばにあることは、小さくなりがちな私たちの心を豊かに広げてくれます。
 もう一つは「双樹」という名の通り、二本の大樹が寄り添うようにしてそびえていることだと思います。夫婦・兄弟姉妹・友達が助け合い、励まし合って関わっている。樹の種類が違い、当然枝振りが異なる「エノキ」と「ムクノキ」がそれぞれの特徴や良さを生かしながら関わっている姿に、わたしたちは人間関係のあり方を見ているのかもしれません。四季折々、さまざまな表情を見せる「双樹」から、私たちは多くのことを学んできました。「双樹」を見ると、「双樹」も見つめ返してくれます。「双樹の物語(歴史)」を語ってくれます。
 平成18年11月7日、突風によりエノキが倒れたことによって、「双樹の物語」の第一章が終わりました。第二章は二世代の植樹を23年11月17日行い、始まりました。10年後、20年後、北野中学校のシンボルツリー(樹木は生長のシンボル)である「双樹二世」がたくましく育っていることをみなさんとともに心から願いたいと思います。

               北野中学校 校長 恒川 圭一
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学校行事
3/31 離任式9:00〜
4/6 着任式、始業式
部活動
4/1 部活動停止
4/4 部活動停止
4/5 部活動14:00〜16:30
4/6 部活動停止
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生徒会
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