最新更新日:2024/09/26 | |
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6月朝会
「6月」の別の言い方について話しました。
「水無月(みなづき・みなつき)」です。 どうして「水無月」と言うのでしょう。 いくつか説があるようです。 ひとつは,水無月の「無」が「の」にあたるという説です。水が「無い」わけではなく 「水の月」であることを意味するということです。 これに対して,水が無いから「水無月」だとする説です。田に水を引くため,それ以外の水が無いということです。暑さで水が干上がって水が無い「水無月」だという説などです。 陰暦6月は田に水を引く月です。このため,田に「水を張る」と いう意味合いで「水張月(みずはりづき)」とも呼ばれたようです。 京都で有名な和菓子の1つ「水無月」があります。 水無月は,白い外郎の上に小豆を乗せ,三角形に切り分けたお菓子です。もちもちとした食感と小豆の甘さがマッチし,古くから京都の人の和の心を楽しませています。そんな水無月を,京都では6月30日に食べる風習があります。 でもどうして6月30日に和菓子の「水無月」を食べるのでしょうか? 和菓子「水無月」の由来 その昔,6月1日(旧暦)に氷を口にすると夏バテしないと言われていた。室町時代の宮中では氷の節句の行事として,氷室(ひむろ/京都府衣笠山)から氷を取り寄せて暑気払いをしていました。 しかし,氷は庶民には手に入れることができない貴重なものだったため,氷に似せて作ったお菓子を食べ,夏の暑さを乗り切ろうとしたのです。 そのお菓子が水無月になります。 また水無月が三角形にカットされているのは,氷のかけらを表現していて,上に乗っている小豆には悪魔払いの意味合いがあります。 このように水無月は,食べることで夏の暑さを乗り切り,そして自身の厄除けにもなるといった縁起の良いお菓子なのです。 これから暑くなる季節です。 熱中症にも気を付けなければなりません。 十分な睡眠と栄養のバランスのとれた食事をきちんと摂ること,屋外では帽子をかぶったり日陰に入ったりするなどの対応や水分をこまめに摂るなど,心がけることを健康の維持に必要であることを確認しました。 最後に,水無月以外の別の言い方についても触れました。 6月 水無月(みなづき,みなつき) 7月 文月(ふみづき,ふづき) 8月 葉月(はづき,はつき) 9月 長月(ながつき,ながづき) 10月 神無月(かんなづき) 11月 霜月(しもつき) 12月 師走(しわす) 1月 睦月(むつき) 2月 如月(きさらぎ) 3月 弥生(やよい) 4月 卯月(うづき) 5月 皐月(さつき) 学校教育目標 「いきいき なかよく りそうに向かって考動する子」の育成を目指しています。 |
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