京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/08/06
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学校教育目標:自ら学び チャレンジし 共に伸びていく子〜主体性・社会性を身につけ、未来を創造する子どもの育成〜

子どもたちに伝えたいこと

 学校が夏休み中なのでHPを通じてお話をします。
今日は8月6日です。79年前、広島に原爆が投下された日。テレビのニュースで見た人もいるでしょうか。

 1945年8月6日、午前8時15分、広島は人類が初めて経験する地獄の惨禍にたたきこまれました。広島市民、25万人の命が、一瞬のうちに消えました。
 私が小学生だったころは、夏休みに登校日が設けられていて、そこで必ず戦争のお話を聞いたものです。教員になった初めのころもまだ、そういうことをしていました。しかし、今はほとんど聞きません。第二次世界大戦は現代の子どもたちにとってすっかり歴史小説になってしまいました。しかし、日本がアメリカと戦ったことも知らない、日本が敗けたということも知らない、それは子どもであっても情けないことだと思います。
 6月23日・8月6日・8月9日・8月15日。これらの日のことは、忘れてはいけないと思うのです。

 永 六輔さんの本で、出会った言葉を引用します。

 天災には 言いようのない悲しみがあり、
 人災には 言いようのない怒りがあります

 学校は夏休みですが、今日は、どうか平和について考えてみてください。

Specialな1学期終業式でした

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 今日は1学期の終業式でした。
 まずは、1学期の振返り。子どもたちの1学期の様子を写真で振り返りました。上級生は「自分たちもこういうときがあったなぁ」であるとか「へえ、今はそんなことやるんだ」というような気持ちで。下級生は「〇年生になったら 自分もしてみたいな」のような気持ちで見ながら聞いてくれていたでしょうか。
 次に、今日7月22日が二十四節気の「大暑」にあたるということに触れつつ、2023年(昨年)の夏は過去2千年で最も暑かったという研究論文に話題を移しました。気象台や温度計のない太古の昔と比べて、一番暑いなんてどうして分かるのでしょう。
 そんな話で惹きつけながら、最後は「セミは1週間しか生きられない」という常識に疑問をもった高校3年生の生徒が独自の調査で、新事実を発見した話をしました。この生徒さんは、小学1年生のときから、毎年、自由研究でセミのことを調べていたそうです。
 多くの人は「あたりまえだ」「常識だ」とされていることを何の疑いももたずに信じてしまう傾向があります。しかし、新たな発見や改善策の多くは、実はそういう「あたりまえ」の中に潜んでいるともいわれます。「あたりまえ」に対して疑問を抱くことは意外と難しいもの。そのためには、身の回りへの興味、関心のもととなる問題意識と好奇心をもつことが第一歩となります。子どもたちには、この夏、「ほんとかな?」と思うことを自分で調べてみる。そんな経験を是非してほしいなと思っています。

 最後に、今日は、京都新聞、NHK,KBS各社の取材を受けました。子どもたちにとっても、わたしにとってもSpecialな終業式でした。
 

グレートウエーブ(富嶽三十六景・神奈川沖浪裏)〜7月朝会〜

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 7月に入りました。
 今日の朝会では、今月3日に新紙幣が発行されることにちなんで、2つのお話をしました。7月3日という日付からはピンとこない顔をしていた子どもたちですが、「新しいお札が発行される」と私が話し始めると、「それ知ってる〜」「そうそう それな!」となかなか良い反応。前回の変更は2004年で20年前のことですから、子どもたちにとっては、初めてのことですもの、興味があるのでしょう。
 一つ目の話は、新紙幣3種券の表の肖像になった人物と裏のデザインについて。茶色い新一万円は、表が渋沢栄一、裏は東京駅。紫の新五千円は、津田梅子と藤の花。青の新千円は北里柴三郎と葛飾北斎の浮世絵 富嶽三十六景・神奈川沖浪裏と紹介しました。
 この「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」という作品は、みなさんご存知の通り、国内外で知名度も高く、世界の芸術家にも影響を与えたもの。海外では「グレートウエーブ」と呼ばれ人気があります。美術を愛する者としては、子どもたちに出会わせたい作品の一つでもありましたので、この機会に、鑑賞をすることにしました。
 これが二つ目の話「アートとお話し」。この絵と子どもたち一人一人がお話をするのです。絵から聞こえてきたことを基にするので、黙って絵を見続けてくださいと伝えました。
 体育館が一瞬でしんと静まりました。子どもたちの真剣なまなざしがスクリーンに向けられる様子は圧巻。
 2分後に、何が描かれていたか、この絵で何が起きているのかを尋ねました。たくさん手が挙がり、みんなの前で自分が聞こえた物語を語ってくれました。
 名画・名作は多くを語る。子どもたちの心に届いたことをうれしく思います。

アートとお話し

 6年生の図画工作科 鑑賞の授業をしました。「アートとお話し」というテーマのもとで、学習をしました。
 今回の作品は、「ゲルニカ」。パブロ=ピカソ 1937年の作品です。めあては、絵の話を目と心できく。子どもたちは、じっとこの絵を見つめ、何が描かれているかをみつけていきました。そして、ここで何が起きているのだろうと考えました。クラスで交流した後、一人一人がこの絵から聞こえてきたことを基にして お話をつくりました。
 「作者が込めた思い」ではなく、「作品から伝わる主題」を考える。子どもたちが、主体となって鑑賞をするのです。今後も、自身の見方に磨きをかけていってくれることを期待しています。

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水無月・みなづき〜6月朝会〜

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 6月最初の登校日。朝会がありました。
朝会で校長として講話をするのは、もちろん住吉の子どもたちが「目指す子ども像」に近づくため。担任は日々の授業で工夫していますが、私は、それと比べてチャンスは少ない。だから、直接子どもたちにお話しができる機会は非常に貴重です。
 今日は、2つのお話をしました。一つ目は、先日の「1年生を迎える会」の振返り。全ての学年の子どもが、「自分も1年生だった」ということを思い出しながら、1年生の立場に立って、思いやりのある行動をしていることが本当に素敵だったと伝えました。
 2つ目は、水無月についてです。6月の異名と同じ名前の和菓子「みなづき」について、たくさんの子どもが知っていました。さすが京都。この「みなづき」を食べるならわしについて、夏越の祓いや氷室などの歴史的背景に触れながら、お話しました。
 子どもたちは、興味深そうに反応しながら聞いていました。素直な心で相手の話を聞くということができる。住吉の子どもの、素晴らしいところです。

みんな仲間だよ〜1年生を迎える会〜

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 伏見住吉小に新しい仲間ができて約1か月半が経ちました。最高学年となった6年生の立派な姿をお手本に、どの学年の児童も素直な心で学習に、仲間づくりに、健康なからだづくりに一生懸命取り組むことができています。
 今日は1年生を迎える会で、体育館に全校児童が集まり、1年生の入学をお祝いする気持ちを歌やダンスに込めて披露しました。1年生もその気持ちに応えるかのように元気いっぱい歌を歌いました。
 上級生たちの「わたしたちを いつでも頼ってね」「よろこんで手伝うよ」というメッセージは、ほんとうに素敵。
 これからも す・すてきな笑顔で み・みんな仲よく よ・よく考え し・しっかり学ぶ伏見住吉小学校をみんなでつくっていきましょう。

日本国憲法について考える〜5月の朝会〜

 GWゴールデンウィークという言葉は知っていても、それぞれの祝日の名前や意味を知らない子どもが増えているように思います。今日の朝会で、子どもたちに尋ねてみました。全体に聞いて反応を見ているので、正確なデータというわけではありませんが、「昭和の日」や「憲法記念日」と知っていた子どもはごく少数でした。
 最初に、ウクライナ侵攻とパレスチナの紛争について触れました。世界中の人々が、解決に向かわせようとしているのですが、なかなか難しい。
 日本で暮らす私たちは、日本国憲法が施行されてから戦争を起こしていない状態を77年間保ち続けることができています。憲法と平和を見つめてほしいと思い、「わたしの『やめて』」という絵本の読み聞かせをしました。5月3日は憲法記念日。今日の朝会の講話が、子どもも憲法について考え、国民一人ひとりが大切にされる国づくりが進められているかを問い返す機会になればうれしいです。

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全国学力・学習状況調査 オンライン質問調査〜6年生〜

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 先日の全国学力・学習状況調査 教科に関する調査に続き、生活習慣や学習環境に関する質問調査がオンラインで実施されました。

 質問調査は、年によって一部質問が入れ替わることがありますが、基本的に毎年同じ尋ね方をしているため、経年での比較をすることができます。さらに、クロス集計を見ることで、質問調査と教科の調査を組み合わせた結果を見ることができ、質問調査への回答状況がどのように教科の正答率と関連するのかを把握できます。

 調査結果は公表されます。楽しみにしたいと思います。

4月の朝会

 今日の朝会では、二つの話をしました。まずはじめに 学校教育目標=学校全体のめあて を児童に伝えました。

 「自ら学び チャレンジし 共に伸びていく子」

 この目標に込められた思いを語りました。
 自ら学び・・・自らというのは 自分から進んでするということです。誰かに言われてするのではなく とてもかっこいい姿です。
 チャレンジし・・・目標 あるいは夢に向かって難しいことにも挑むということ。失敗を怖がらずにやってみることが大事です。
 共に伸びていく子・・・みなさんは 学校の先生や習い事の先生、コーチなど大人に人から教えてもらうことと同じくらい 友だちから教えてもらうことが大事です。また、友だちに教える ということも大事です。つまり 友だち同士で教え合う仲間でいてほしいと思います。

 ふたつめは 先月卒業した6年生のことです。
彼らは 日頃から友だち関係にとても満足していると答えていた学年でした。卒業を前にして、私と一緒に友だちについて考える授業をしました。12歳の子どもたちが考える 友だちって何だろう。
 ともだちって ともだちなら などに続く言葉を出してもらい、57名全員から集めた言葉をつないだ創作の詩「ともだち」。伏見住吉小学校 第121回卒業生として、後輩となる在校生315名に贈るプレゼント。これを 紹介しました。
 「ともだち」って身近でよく使う言葉なのに広がりのある言葉。私自身も あらためて友だちについて考えました。はっきりと言えることは、友だちの存在は人生を豊かにするということです。人とのつながりの大切さは、これからの人生を歩んでいく中で、みなさんもきっと 何度もかみしめることでしょう。ともだちは かけがえのない 宝物です。

※スライドの創作の詩は一部分

 
 
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町別児童集会

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 本校では集団登校をしています。お家の近い人で構成されたグループですので異年齢集団です。一番上の学年の児童が登校班長となって、グループで安全に登校するしくみです。
 今日は、その集団登校について、年度初めに確認しておきたいことを中心に話し合う時間を設定しました。年度の初めですから、登校班長としてまだ経験も浅い児童も多くいます。また、新入学の1年生にとっては、登校班長さんが頼りでしょう。
 それぞれの立場で、よい緊張感をもちながら、今日の町別集会を迎えていました。特に、1年生を教室まで迎えに来た登校班長さんたちの責任感に満ち溢れた姿が頼もしく、成長を感じました。

 
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