京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/07
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6月7日(金)は、授業参観・引き渡し訓練です。

☆6年生 脱線ばかりの歴史の部屋☆

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 本日は少し真面目に歴史の話を書いていこうと思います。
 前回,弥生時代のお墓事情について書いたので,弥生時代つながりで,写真の人物『卑弥呼(ひみこ)』がいたとされる『邪馬台国(やまとのくに/やまたいこく)』について書いていきます。

 実は,邪馬台国の場所については未だに「ここにあった」と断定されてはいません。その大きな要因としては,場所に関する記述が中国の歴史書である『三国志』の中の「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」にあるもののみだからだと思います。所在地に関しては,今現在,近畿地方にあったとする「畿内派」と九州地方にあったとする「九州派」の2つの論が有力視されています。

 「邪馬台国の場所」については,昔から日本国内で研究され続けてきました。古くは今から200年以上前の江戸時代に生きた新井白石(あらい はくせき)や6年生の社会でも出てくる本居宣長(もとおり のりなが)らも,「魏志倭人伝」を読み,謎につつまれた邪馬台国の場所を探し当てようとしていました。

 この「邪馬台国の場所」論争は,未だ発見されていない卑弥呼の墓の発見や「魏志倭人伝」にある「魏」とのやり取りを残した文章などが出てくることで決着するのではないでしょうか。

☆6年生 脱線だらけの歴史の部屋☆

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 G.W前後には夏日を記録する日が続き,「夏」へと季節の移り変わりを感じます。
 童心を忘れていない担任は暑くなると無性に怖い話が聞きたくなり,「真夜中」「暗闇」「お化け」「幽霊」「墓場」という言葉に敏感になってしまいます。
 さて「墓」といえば,ほのぼのとした雰囲気漂う学校のホームページに衝撃の骸骨の写真(教科書P.16)。実はこの写真の骸骨は,6年生で学習する約3000年から約2300年前の日本にあった縄文時代や弥生時代と言われる大昔のものです。
 よく見ると三角座りの様になっています。自然にこのような形になって墓に入ったのではなく,実は当時の人々が「あえて」この形にして墓に入れたのです。
 このように三角座りの様な形にして墓に入れることを屈葬(くっそう)と言います。
 ちなみにこの骸骨,背骨をポッキリ折られています。では,なぜ当時の人々は屈葬(くっそう)にしたのかというと,
 
 1.お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんみたいな姿にするから生まれ変わって【再生への祈り】
 2.背骨を折って死者(ゾンビ)がそこらへん歩き回るのを防ぐぜ【死者への怖れ】
 などの説があります。
 
 人はいつの時代も「死後の世界」など生きているうちには知る由もないことに対して興味・関心や恐怖を感じるのは同じだからこそ,「転生」や「ゾンビ」など今の時代でもある話との共通点が見られるのは歴史の面白いところです。

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