最新更新日:2024/09/25 | |
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☆6年生 脱線だらけの歴史の部屋☆
G.W前後には夏日を記録する日が続き,「夏」へと季節の移り変わりを感じます。
童心を忘れていない担任は暑くなると無性に怖い話が聞きたくなり,「真夜中」「暗闇」「お化け」「幽霊」「墓場」という言葉に敏感になってしまいます。 さて「墓」といえば,ほのぼのとした雰囲気漂う学校のホームページに衝撃の骸骨の写真(教科書P.16)。実はこの写真の骸骨は,6年生で学習する約3000年から約2300年前の日本にあった縄文時代や弥生時代と言われる大昔のものです。 よく見ると三角座りの様になっています。自然にこのような形になって墓に入ったのではなく,実は当時の人々が「あえて」この形にして墓に入れたのです。 このように三角座りの様な形にして墓に入れることを屈葬(くっそう)と言います。 ちなみにこの骸骨,背骨をポッキリ折られています。では,なぜ当時の人々は屈葬(くっそう)にしたのかというと, 1.お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんみたいな姿にするから生まれ変わって【再生への祈り】 2.背骨を折って死者(ゾンビ)がそこらへん歩き回るのを防ぐぜ【死者への怖れ】 などの説があります。 人はいつの時代も「死後の世界」など生きているうちには知る由もないことに対して興味・関心や恐怖を感じるのは同じだからこそ,「転生」や「ゾンビ」など今の時代でもある話との共通点が見られるのは歴史の面白いところです。 |
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