最新更新日:2024/05/27 | |
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〜冬が来た〜3年生模擬面接に向けて
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え 公孫樹の木も箒(ほうき)になった きりきりともみ込むような冬が来た 人にいやがられる冬 草木に背かれ,虫類に逃げられる冬が来た 冬よ 僕に来い,僕に来い 僕は冬の力,冬は僕の餌食だ しみ透れ,つきぬけ 火事を出せ,雪で埋めろ 刃物のような冬が来た ―高村光太郎―『冬が来た』より 光太郎の詩には,季節の冬をうたうだけではなく,春に向かって力を蓄える時の心の叫びや苦しく困難な時期をいかに力強く生きるかという人生観が溢れています。 3年生。今が最も苦しい時でしょう。しかし,夢の扉を開け放つ時でもあります。光太郎のごとく,寒々とした冬の季節こそ大歓迎!と肝を据えて踏ん張りましょう。 明後日19日は,全教職員で全力をかけて皆さんの模擬面接に臨みます。 |
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