最新更新日:2024/05/31 | |
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道徳 3年「れいぎ正しい人」主人公のまさおは「礼儀正しい人=挨拶ができて正しい言葉遣いができる人」だと思っていたが,スーパーですれ違った若い男の人のさりげない行動に優しさを感じ,父に「『やさしい人』だと思うのは,あの人が見ず知らずの父さんたちのことを思ってくれたからだろう。そういうことが自然とできる人を『礼儀正しい人』って言うんだよ。」と教えられる。まさおは早速次の日,重そうに本を持って歩いている1年生に「持ってあげようか。」と声をかけるのだが,まさおにどんな「礼儀」に対する考えの変容があったのか。そして同じ礼儀正しくでも,心のこもった対応の大切さを自覚し,だれに対しても心を込めて接しようとする態度について考えることができる教材です。 道徳的価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を多面的・多角的に考え,自己の生き方についての考えを深める学習になっていたのかを子どもの具体で研究協議しました。 まずもって,子どもたちは,よく育っていて,子どもと教師の信頼関係はもとより,子ども同士も対等で,共感的な人間関係に支えられたあたたかい学級であり,友達の意見につなげて発言するなど,子どもの「よく聞いている」「聞き合う」姿が見られ,大変意欲的に学んでいました。 (目標)何ができるようになるか。…資質 (内容)何を学ぶか。…礼儀,だれに対しても真心をもって (方法)どのように学ぶのか。…主体的・対話的で深い学び→発問 (評価)○○ができるようになったか…学習状況・成長の様子 1 本時で児童の心の中に何を残す(気付かせる)のか。 2 1を残すために何を問うのか。→展開後段の発問→目当てと直結 3 2を考えるために教材を通して何を問うのか。 4 2・3を考える思考の深化・表出の手立ては何か。 中学年は,身近な礼儀として「挨拶」や「言葉遣い」など,形式的に行うことではなく,心を込めて形として表すことが必要であることについて気付くことが大切です。 子どもたちは,教材文のお父さんの言葉から「礼儀正しさ」と「優しさ」の関係について考えることを通して,形だけでなく,心のこもった対応の大切さに気付き,だれに対しても心を込めて接しようとする態度に迫る発言をしていました。 子どもたちは「心を込めて」の中には,思いやりや親切,尊敬や感謝など多面的な価値も含まれますが,そういったいろいろな「真心を込めて」の「形」としての「礼儀正しさ」を学ぶことができました。 特に,礼儀正しさについて,「まさおと1年生の役割演技」を通して,だれに対しても心を込めて接する必要を実感的に気付くことができました。 さらに,まさおの気持ちだけでなく,受けた1年生の気持ちを問うたり,授業最後のお礼のあいさつに心を込めたあいさつに表したりする方法も考えられます。 |
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