最新更新日:2019/03/28 | |
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言葉の力をつけよう
私たちは,言葉を使ってものごとを考えます。また,自分の思いを伝える方法には,絵や図表もありますが,やはり,言葉を介して行われることが多いです。相手にわかる言葉とその組立て方を子どもたちは,どこで,どのように学ぶのでしょう。
家での会話だけでは,言葉の力は十分に育ちません。家庭内では,論理的な構文は必要ありません。文末まで言う必要もないのです。「あれ,取って」「おふろ」「いらん」など,「だれが」「いつ」「何を」「なぜ」「どのように」「どうしたいのか」といったことをくどくど説明する必要はありません。これは実に自然なことです。敬語を使う必要もありません。家庭内で敬語など使えばかえって不自然です。 では,学校はどうでしょう。社会では,と置き換えてもいいでしょう。相手にわかりやすい言葉を使って,相手にわかりやすい組み立てで話すことが求められます。もちろん,相手への配慮も忘れてはなりません。聞く力も求められることは言うまでもありません。 本校では,授業は公の場と考え,友達同士においても先生に対しても,丁寧な言葉を使うよう指導しています。また,あらゆる場面で,言語活動を充実させ,言葉の力をつけようと努力しています。しかし,学校の時間だけでは,十分に身に付きません。 これを助けるものの一つが,読書です。文字情報は,頭を使わないと解くことができません。子どもたちは,言葉の意味や繋がりをもとに頭の中で映像化をします。映像化によって,様々な感情が沸き起こります。想像も広がるでしょう。読書は,実際には体験していない,あるいは体験できないようなことも体験させてくれるのです。言葉を介して子どもたちの知識も感性も広がります。このことは,自らが使える言葉の量を増やし,言葉の使い方を学ぶ機会ともなります。図書館などを利用して,読書機会を増やしたり,読書習慣を身につけたりすることをお勧めします。 また,論理的で丁寧な言葉を,自ら使う機会を設けることも大切です。たとえば日記や手紙などの書く機会を増したり,地域の大人の人などと敬語を使って会話をする機会を増したりするなど,できることはたくさんあります。 文字情報を読み解く力,言葉を紡いでわかりやすく相手に伝える力,さらには,人の話をきちんと聞く力は,生涯にわたって学習するための基礎・基本の力です。 寝る子は育つ
私たち大人でも,体調が悪い時には気分が落ち込むものです。イライラすることがあると,何かに当たり散らしたくなるものです。平常心ならば,考えもしないようなことを口走ったり,行動してしまったり,ミスを連発したりしてしまいます。みなさんもそんな経験がありませんか?
子どもたちは,大人以上に体調が行動や気分に大きく影響をします。子どもの体調に大きく影響するものとして,睡眠があります。人間は誰しも睡眠によって,体や脳を休めています。最近では,子どもの寝る時間が,大人の生活に引きずられて遅くなるケースが増えています。ゲームやテレビに夢中になって,就寝時間が遅くなり,それに伴って十分な睡眠時間が確保できないケースも多く見受けられます。寝坊して学校に遅れてしまったり,眠たくなって授業中に寝てしまったりする子もいます。起きてあまり時間がたっていないので,脳も活発に働かないということになります。さらには,あわてて登校して,十分な朝食が摂れていないといったことにもなりかねません。こうなると,お昼までにおなかが減って,イライラしてしまう子もいます。こんな調子では,意欲的に学習することなど到底できません。 実は,子どもたちの成長を促す成長ホルモンが,22時(午後10時)〜深夜2時ごろにもっとも活発に分泌されるといわれています。しかも,就寝後2時間ほどしないと分泌されないそうです。ということは,20時(午後8時)〜21時(午後9時)頃には就寝することが望ましいということになります。 まさに,昔から言われているように「寝る子は育つ」のです。子どものことを大切に思わない親はいません。子どもが十分な睡眠時間を確保できるように,子どもたちの生活リズムをつくれないでしょうか。そのために私たち大人ができることはないでしょうか。 「み・そ・あ・じ」
始業式で、子どもたちに今年がんばってほしいことのキーワードとして,「み・そ・あ・じ」というお話をしました。
「み」は身支度の「み」です。元気に学習するためには,心も,体も,そして物もすべて準備が整っていなければなりません。十分な睡眠,しっかりとした食事,朝の排便,もちろん学習の準備物も大切です。 「そ」はそうじの「そ」です。これは,やらなければならないことをしっかりとやってほしいという願いから挙げました。みんなで使っている教室や廊下を,みんなのために掃除するというのは,とても大切な仕事です。きれいにしてくれた人たちに対する感謝の気持ちも忘れないでほしいものです。 「あ」は,あいさつの「あ」です。あいさつは,コミュニケーションの第一歩です。笑顔で自分からあいさつができる習慣を身につけてほしいものです。 最後の「じ」は,時間の「じ」です。社会生活を送っていく上で、時間を守ること、時間を有効に使うことは、とても大切なことです。学校でも家庭でも、限られた時間の中で、集中して学習に取り組んでほしいと願ってます。 |
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